インタビューですね。BAY FM「MIND OF MUSIC」用。5月27日発売の5枚目のアルバム「WHITE」について。オンエアはまだ少し先ですね。アルバムのジャケットをごらん頂くとお分かりでしょうが、衝撃のジャケット。白塗りの彼女の顔にサイケデリックなペイントがされてます。
どんな色にも染まる白になる。一曲目の「White Light」では、いきなり”黒も闇も脱ぎ捨てた もう飽き飽きしてんだ”と歌うという大胆な始まり。これまでのカラーを自分から塗り替えるような思い切ったアルバム。作家陣も多彩で、それに合わせてボーカルのスタイルも変えているという、成長著しいアルバムになってます。
今時、少ない肉食系女性ヴォーカルというんでしょうか。自分でも、音楽の中では肉食ですね、と言ってましたからね。ロックですねえ、という感じの曲が並んでます。デビューからずっと”70年代”という時代性がキーワードになってる気がしてましてけど、今回のアルバムでそこも突破した印象ですよ。
そんな思い切った歌を聞かせてくれるのに、本人は控えめ。慎重に言葉を選びながら、訥々と話す人ですね。ただ、3年ぶりなんで、どう変わってるかはまだ分かりません。別人のようにテキパキとしているということもあるかもしれません。女性はある時、急に変わりますからね。
でも、何だか、アルバムの復興ムードが出てきてる気がするんですよね。サザンの「葡萄」が50万枚かな。この「White Light」もアルバムとしての聴き応えや手応えが十分ですし。来週には浜田さんの「Journey of a Songwriter~旅するソングライター」も発売されます。6月にはミスチルも控えてます。
アルバムじゃなければ聞けない世界。1曲2曲の配信では味わえないアーテイストの魅力。音楽というのはこんなに色んな事が表現出来るんだという証明のようなアルバム。Superflyの「WHITE」もそんな一枚です。と書いたところに加瀬邦彦さんの自殺の報が飛び込んできました。
去年、ステージに立ってたんじゃなかったでしたっけ。74才。早いですよねえ。そんな話はまた明日。というわけで、曲ですね。すでに配信限定で発売になってます。SuperFlyの「White Light」を。じゃ、お休みなさい。