というところにいます。ハワイ島ですね。前にも書きましたけど、ハワイ島は四国の半分くらいの大きさという大きな島です。だからビッグ・アイランドと呼ぶわけですが。でも、街らしい街はほとんどない。カイルア・コナという街とヒロという街。島の東西という感じですね。
ヒロは、戦前から日系移民が多くって、失われた古き良きハワイが残されているということで人気のある街。カイルア・コナは、その昔、ハワイ諸島を統一したカメハメハ大王が、晩年住んでいたという地区で、気候の良いことで知られ、近年の観光の中心になってる街です。
他にもゴージャスなコンドミニアムが立ち並ぶ、大規模リゾートエリアもあるんですけど、僕はドライブもゴルフもしませんから、そんな所に行く必要もなくって、去年と同じカイルア・コナのホテルにいます。敷地内にカメハメハ大王の祈りの小屋が残されているというそんなに大きくないホテルですね。
観光の中心と言っても、何にもないんですよ。ブランド・ショップが建ち並ぶワイキキとは雲泥の差。海沿いの2キロくらいかなあ、防波堤沿いの道に古いお土産屋さんやレストランや教会があるだけ。まあ、田舎です。ひなびてます。
昔のワイキキはきっとこうだったんだろうなあ、という風情が残されている。10代の時に見た映画「ブルーハワイ」のような雰囲気が残ってるんですよって、よ、ね(笑)。このホテルだって、ワイキキと比べたら中級ホテルということになるんでしょうど、そういう物差しでは測れません。
海の反対側には、4千メートルの山の裾野が広がってます。島に富士山より高い山が二つあるんですよ。「今年は寒い、山は大雪」とホテルの人が言ってました。でも、ここは今日も晴天。ちょうど、月に一回という露店市が、海沿いに出ていて、地元の人が手作りの工芸品や装飾品を売ってました。
フリマをちょっとセンス良くした感じかな。ワイキキのファーマーズ・マーケットは観光客で溢れてますけど、そういう混雑感は皆無でした。今も物音は、ホテルのガーデン内で行われているルアウ・ショーの太鼓の音だけ。これが終わると静寂の島になるでしょう。
でもね、って、これは”ね”だ(笑)。疲れました。飛行機は混んでるし寝られないし。やっぱり遠い。だからこそ、ここまで来たという実感もあるんでしょうけどね。明日は一日ホテルでボーッとしてます(笑)。
というわけで、曲ですね。ここには世界の天体観測の精鋭が集まってます。天体マニアの聖地であるんですよ。BUMP OF CHICKENの「天体観測を」。じゃ、お休みなさい。