なんだそうです。書きたくないけど、じゃ、書くな、でしょうけど、選挙。全く触れないのも白々しいし、無視してますよ、というのも何だか意地になってるみたいにも思えるし。だからと言って、触れて楽しくなるわけがないし。出来れば簡単に済ませたい、と言って済むようなことではないですし。全くもって歯切れ悪し、です。
風がない。吹いてない。何でこんな時期に選挙、と思いつつ黙って冷ややかに見ているという感じでしょうか。それでいて自民党大勝なんだそうです。外人記者クラブで、国民の6割が納得してない解散をした政権が何で圧勝するのか、という質問が出たそうなんですけど、全うな疑問という気もしますが。不思議なことばかり。
メデイアも政権への白紙委任じゃない、と強調してますし、国民もそうなんでしょうけど、結果的には白紙委任したことになる。その後には、何をやっても良いでしょう、というやりたい放題になることは目に見えているのにね。
世の中の流れというのはそういうもんなんだろうなあ、と空を見上げたりする今日この頃であります、ということだけ書いておしまい。曲ですね。細野晴臣さん「無風状態」。はっぴいえんど時代の曲です。シングルだったんじゃないかな。
A面が「さよならアメリカ、さよならニッポン」。3枚目、最後のアルバム「HAPPY END」の締めくくりの曲。ロス録音で、もうアメリカから学ぶものはない、でも、古い日本にも帰らない、という新しい旅路への旅立ちを宣言したような曲。そのカップリングが「無風状態」。出航の歌ですね。
新しい旅立ち、今の日本は、そういう感じじゃないのかな。新しいもの、変わることを怖れているように見えるのは気のせいでしょうか。この間、30代の女性と話していて、戦前、日本の女性に選挙権はなかった、と言ったら驚かれてました。知らないんだねえ。
女性に参政権が与えられたのは戦後ですよ。それまでは、女性の集会すら許されてなかった。”女は政治に参加してはいけない”が日本という”国”の考え方だったことになりますよね。先日、”憲法を考える”みたいな集会が会場を借りられないというニュースも見ました。
日本は、そんな昔に返ろうとしてるんでしょうか。というようなことはこの辺で(笑)。笑い事じゃないんだけどね。というわけで、はっぴいえんど「無風状態」を。じゃ、お休みなさい。