鈴木雅之さん、ですね。地元、大田区民ホールでのコンサート。出たばかりのアルバム「DISCOVER JAPANⅡ」を引っさげてのツアーであります。あのカバーは良かったんですよ。前作も興味深かったですけど、個人的には「Ⅱ」により感銘を受けました。この話、前に書きましたね。
思いがけない選曲が彼の個人史のようだったんですね。例えば、宮城まり子さんの曲とかね。ご存じないでしょう。ねむの木学園を作られたことで有名ですけど、少女歌手だった。戦後の焼け跡の東京を子供を主人公に歌ったりしてました。戦災孤児。戦争で親をなくした子供の歌、多かったですね。
あの人の曲とか、三橋美智也さんの曲。「星屑の街」という歌ですけど、子供の時に、歌っていて、隣の駄菓子屋のオバチャンに褒められた。それが、他人から歌を褒められた初体験だったとかね。そういう曲が並んでいた。
その中に、柳ジョージさんの「コインランドリーブルース」や桑名正博さんの「月のあかり」も入ってたりして、自分がどんな音楽を歌い継いでゆくかを明確に見せたアルバムでもあった。そのツアーなんですね。地元で見たい、と思ったわけです。
当たり前ですけど、東京の人にも地元はあるわけです。生まれたところですからね。そういう感覚は地方からの方とはちょっと違うでしょうし、それを味わいに行ってみようかと思ってます。「MIND OF MUSIC」は、佐野さんのアルバム「VISITORS」の30周年完全盤の特集。インタビューつきです。
原稿に時間がかかってしまって、スタレビのサンプラザは行けず仕舞い。次の機会ということになりました。というわけで、明日は晴れそうです。曲ですね。思わず出てきたこの曲。宮城まり子さん「ガード下の靴みがき」、ものすごい古い曲です(笑)。でも、それが東京だったんですよ。じゃ、お休みなさい。