李香蘭さん、なくなったんですね。昨日はこっちを書くべきでした(笑)。日本名、山口淑子さん。と言っても、元々は日本人なんで、李香蘭の方が芸名ということになるわけです。戦前、中国で生まれて、むこうで映画デビューした時の名前ですね。
もちろん、僕はその頃は知りませんけど、彼女が歌った「蘇州夜曲」は子供の頃に聞いて知ってました。ほんとに中国の人なんだと思ってました。その後は、国会議員になったりしてましたけど、その頃はもう関心の外だった感じです。94才。おふくろと同じでした。
「蘇州夜曲」は、服部良一さんの曲の中でも大陸的な叙情の名曲。服部さんが、戦時中、洋楽、ジャズが禁止されている日本を脱出して、上海に渡っていたからこその曲。「上海バンスキン」ならではの名曲でした。
ASKAさんがカバーしたことで知った方も多いでしょう。デビュー当時のインタビューで、あの曲が好きだというんで、音楽は継承されるんだなと思ったことがありました。そう、さっきニュースで知ったんですが、もう一人の山口さん、作詞家の山口洋子さんもなくなったんですね。
音楽史的には山口洋子さんの方が影響は大きかったかも知れません。五木ひろしさんは、彼女なしではありえなかったでしょうし。作曲家・平尾昌晃さんとは名コンビでした。僕はお会いしたことはありませんけど、一時代を築いた方なことは間違いないですからね。合掌です。
明日の話はどうした(笑)。違う話で書き始めてしまいましたからね。明日、インタビュー二本立て。一つはいきものがかり。10月に出るシングル「熱情のスペクトラム」「涙がきえるなら」の両A面シングル。これ、面白いシングルなんですよ。
もう1本は、女性大物シンガーソングライター。ちょっと早いんで、そのうちね。というわけで、曲ですね。やっぱりこれかな。李香蘭さん「蘇州夜曲」。じゃ、お休みなさい。