明日の「MIND OF MUSIC」の特集です。「J-POP LEGEND FORUM」は、ゆかりの人たちの話を聞く面白さが出ればという番組なんですが、「MIND OF MUSIC」は、こういう聴き方も出来ますよ、こういう解釈も出来るんじゃないですか、という裏読みや推測の番組でもあります。
そういう意味ではかなり一人よがりな番組とも言えるわけですが、一つの作品の聴き方のバリエーションみたいなものが伝わればと思ってるんですね。従って、ゲストのコメントもインタビューもないです。でも、全曲ご紹介します。
「小田日和」、最近の小田さんのアルバムの中でも透明度の高いアルバムじゃないでしょうか。音の透明感はもちろんなんですが、作品に込めたものに淀みがない。歌うべきことや伝えたいことが真っ直ぐに出ている。邪念のないアルバムだなあというのが印象ですね。
邪念のあるアルバムってどういうんだ、ということにもなるでしょうけど。こういうことを歌ったらどうなるかとか、こういう作り方をしたら、どう思われかとか、計算というんでしょうか、そんな思惑が感じられない。目指すところや自分が求めている音や言葉にひたすら向き合ったアルバムと思えました。
アルバム全体に流れる”願い”。60代後半になったからこそ思うこと、友達が死んだり、夫婦が別れ別れになったり、思うようにならない出来事を抱えながら生きている世代に向けて思うこと。音数も減らして彼の声やコーラスの息づかいが伝わる。ピアノの音にこだわっているように聞こえたのも、そういう理由なんだろうなと思います。
3年2ヶ月ぶり。前作の「どーも」はギターにこだわったようなアルバムでしたけど、今回はピアノでしょうね。生ピアノの音が美しい曲もあります。いずれにせよ、何かを超えたような達観すら感じるアルバムです。先週からツアーも始まってます。東京は来週ですね。
というわけでアルバムの中から「彼方」という曲を。フランス・ドイツ戦は感動的でした。ネイマールの骨折、チームメートの激励に泣けました。明日の夜は爆弾ジョニーという新人バンドのライブ。小田さんとの年齢差は46才かな(笑)。じゃ、お休みなさい。