昨日、X-JAPNの”来日公演”と書いてしまいましたが、YOSHIKIさんのソロでした。ソロのワールドツアーの一環。ストリングスを従えてのクラシックコンサートでした。おっちょこちょいというか、いい加減というか、ちゃんと聞いてないのか、覚えられないのか。
一を聞いて十を知るという言葉はありますけど、十を聞いて八を忘れる。残っていたのは二だけ、という状態。ほんとにもう困ったもんだ、です。でも、コンサートは良かったですよ。クラシックコンサートという題名の堅苦しさは皆無。アーテイストYOSHIKIの内面がそのまま音になったようなコンサートでした。
世界10カ国を回ってきたというワールドツアー。スタッフもミュージシャンも全員外人。トークも英語と日本語、このツアーで初めて日本語を話すという彼は、相当に戸惑ったようで段取りを間違えたり「やっぱり故郷は」と何度も涙ぐんでしまったり人間的な姿を見せてました。
ピアノとストリングス。でも、演奏の中には、神様も悪魔もいる。聖なるものと俗なるものが1人の人間の中で葛藤したり浄化されたりするような演奏は、クラシックの格調というよりYOSHIKIさんそのものという感じでした。自分のバイオグラフィを織り込んだりしていたのは海外の人に対しての自己紹介のようなものでしょう。
10月にはニューヨークのマジソンスクエア・ガーデンでのX-JAPNのライブも決まっているようです。日本でのライブもあると言ってましたね。今、客観的な評価としてワールドクラスのバンドの最たるものがX-JAPANでしょう。このソロツアーも、表裏一体と言えそうです。
東京芸術座は、立派なクラシックホールでした。NHKホールよりも大きいかな。備え付けのパイプオルガンは見たことのない大きなものでした。そのステージにカーテンコールに登場すること十回以上。拍手が収まらないしお客さんは帰らない。カーテンコールで20分というのも初めて見ました。
そう、拓郎さんのラジオ、やっぱり録れてませんでした。十を聞いて八を忘れる、ですからね、って思い切り自虐です(笑)。というわけで曲ですね。X-JAPANの「エンドレス・レイン」を。ストリングスと一体になった客席のコーラスが美しかったです。明日は、「J-POP TALKIN’」の浅井健一さんのインタビュー。じゃ、お休みなさい。