思ったより遠かったです。初めてじゃないんですけど、感覚が違ってましたね。そして、思ったより近かったです。明日もありますけど、今日、見に来た人はラッキーでしょうね。あんなに至近距離のステージはライブハウス以上かもしれません。少なくともZeppクラスよりも遙かに近い。
ツアー31本目か。ずいぶん間が空いた感じです。関東にいなかったですもんね。それはどのアーテイストもそうですけど、僕らが代わり映えのしない日常の日々を送っている時もツアーは着実に全国を回っている。こうやって久々に帰ってその成果を見せてくれる。
二日公演のせいもあるのかな、曲目も相当に替わっていて、大げさに言うと違うコンサートみたいでもありました。30本というのは普通のツアーのファイナルに近い。もうミュージシャンの身体や呼吸がそのままライブになっているような時期ですよね。
まさにそんなライブ。誰もが身体が自然に動いているような感じ。野球で言うと、力を入れて振らなくても、どんなコースもヒットに出来る。気持ちよさそうに打ってる。見る方もですよ。至近距離の親密な空間でのライブはひたすら気持ち良かったです。
でも、そういうホールだからでしょうか、機材に若干の不調もあって、その分、MCが長かった。ラッキーでした、というのはそういうこともありますね。予定外のギリシャ神話の解説。”プロメテウスの火”と”パンドラの箱”について、博識ぶりを発揮しておりました。
普段のライブでMCが少ないせいもあるんでしょうけど、実は、ものすごい勉強家で絵画や写真、文学に対しても博識家。ギリシャ神話講座、分かりやすかったですよ。こういうことがあるのがライブなんでしょうね。毎回、何が起きるか分からない。得した感じであります。
「あと17本しかないのか」と言ってましたからね。こっから先はもっと濃密で盛り上がるライブになるんじゃないでしょうか。チケット、大変だと思いますけど、お楽しみ下さいね。曲ですね。歌詞に”パンドラの箱”が出てくる曲を。アルバム「FOLLOW THE WIND」の中の「MONOCHROME RAINBOW」を。じゃ、お休みなさい。