NACK5の「J-POP TALKIN’」用です。5月28日に出るアルバム「Ken’s BarⅢ」について。彼が98年から行っている洋楽と邦楽のカバー・コンサート。こじんまりしたバーで好きな曲を歌うというコンセプトで始まった企画。アルバムも「Ⅲ」ですね。
彼は来年がデビュー20周年。それだけのキャリアの持ち主なのに、インタビューは初めてなんですよ。縁がなかったということなんでしょうね。彼は、ラジオには割と知り合いがいるようで、そういう番組を優先してきたということもあるんじゃないでしょうか。
雑誌や活字も、そういう親しいライターの人たちが多かった。結果的に機会がなかった。一昨年のapbank fesで挨拶したくらいかな。Ken’s Barは、2003年の横浜アリーナを見てるんですが、女性が9割、もっとかな。そういう客席に圧倒されてしまってました。
そういう例はあるんですよね。アーテイストとしては十分に認知して、敬意を払っているものの、「俺はいいかな」と思ってしまうというのかな。ひるんでしまうというか、遠慮してしまうというか。あのライブを見た時はそういう感じがしてました。でも、あれから十年以上ですしね。
40代の男性アーテイストは貴重ですし、シンガーソングライターとしてもヴォーカリストとしても希有な存在であることは間違いありません。Ken’s Barを題材にしながらそんな話になると思います。でも、これだけキャリアのある人に初、というのも緊張するもんですよ。
今日は一日聴き直し、明日もぎりぎりまで、そういう時間になると思います。ということで、平井堅さん、「大きな古時計」以降の名曲、「Ring」を。じゃ、お休みなさい。