そんな漬け物があるわけではないですが、ってなくなった方の話をするのには不謹慎ですみません。一日、彼の音楽に浸っておりました。10時間くらいかな。今週、レイニーウッドの上綱さんのインタビューもあるし、「J-POP LEGEND」のために総ざらいしてます。
でもねえ、これで良いのかなあと思うことも色々あったんですよ。手元にあるのがアナログ盤だったりしてアルバムのCDを手に入れようと思ったんですが発売元から出てないんですね。アマゾンではあったんですが、レコード会社が違う。
発売元から出ているのはほとんどがベスト盤。オリジナルアルバムに対してのリスペクトが足りないよなあ、という感じでした。大瀧さんと大きな違いだなあと思いました。大瀧さんは、そういう状況を見越して自分で音源の管理をしていたんでしょうけど、彼は特例でしょうからね。
ジョージさんのようにレコード会社がいくつも変わると、統一的な資料も多くない。活字で残っているのは、この間触れた「敗者復活戦」くらいなんでしょうか。ずっと関わっているスタッフもいないし、どっかで流れが切れてしまう。本人がなくなると、そこで終わってしまう。
テレビの追悼番組がネットにアップされてたんで見ましたけど、これで良いのかなあ、という内容でしたよ。後期も後期のライブが流れていて、何人かのインタビューが紹介されるだけ。もうちょっと何とか出来ないのか、という内容でした。
人のこと言えないんですけどね。生前こんな風にじっくりと”漬かった”ことがあったかというと、答えにつまりますし。何度もインタビューしてるんですけど、通り一遍のことしか聞いてない。アルバムが魅力的なだけに自分の仕事の底の浅さが悔やまれてます。
良い曲が多いんですよ。アルバムも良いんです。「WOMAN and I」という二枚組のすばらしさは、もっと語られるべきでしょうし、レイニーウッドがショーケンのライブアルバム「熱狂雷舞」のバックをやっていたことも忘れてました。
あの頃よりも今の方が彼の歌の味が分かる気がします。年をとったせいなんでしょうけどね。じっくりと浸れるのもそのせいかもしれません。上綱さんのインタビューが木曜日なんで、明日も”漬け”ですね。というわけで、今日もジョーちゃん、柳さんの曲です。レイニーウッドと一緒の曲で「時は流れて」。ショーケンのバージョンもしぶいです。じゃ、お休みなさい。