明日の「MIND OF MUSIC」の特集ですね。先日2日に発売になった11枚目のアルバム「NEW MORNING」。約3年ぶり。去年はデビュー15周年の3枚組ベストがあったりしましたから、次に向けた新しい一歩、ということになりますね。
先日、渋谷オーチャードホールで行われたツアーファイナルがアルバム発売日。でも、アルバムの中の曲はもうやってました。ツアーでやってきた曲をアルバムにした、という性格でもあるんでしょう。15年という区切りをつけた今の彼女が聞けます。
今の彼女ね、簡単に言ってしまいましたけど、やっぱり数年前とは違いますよ。歌の曲調も変わってきた、歌そのものもですね。内容もそう。2000年代の半ばにアフリカへの意識が強くなって、社会的な問題に取り組んでいた頃の歌とはかなり違う感じです。
使命感というんでしょうか。一途に思い込んでいるという強さが表に出ている印象でしたけど、そこを抜けて、改めてラブソングと向き合っているという感じかな。ラブソングばかり歌っていて良いんだろうか、という自問から、再びラブソングに帰ってきた、と言って良いかもしれません。
もちろん、アフリカの大地を歌うのもラブソングなんでしょうが、一対一の小さな歌、そこの愛おしさの再認識というのかな。そこに戻った時に、歌の深みや情感の豊かさが一層発揮されるようになった。そんなアルバムのような気がします。
タイトル「NEW MORNING」。僕らの世代はデイランのアルバムを思い浮かべますけど、同じ朝でも気持ちの持ちようで新しい朝になる。そんな曲はないんですけど、アルバム全体の空気がそういう感じです。歌のエネルギーの強さは女性ヴォーカリストの中でも出色でしょう。
というわけで、明日の朝は寒そうです。曲ですね。彼女にとって初めてでしょう、ウエデイングソング。歌詞は、結婚式の挨拶みたいですけど、このゴスペルのようなグルーブの気持ちよさはたまりません。「幸せをフォーエバー」。じゃ、お休みなさい。