そういう対談があったんですよ。司会は後藤豊さん。言わずと知れたフォーライフレコードとYUI音楽工房の社長。今はフォーライフエンターテインメントという名前になってます。YUIも今は形がかなり変わりましたね。対談の場所は原宿ペニーレーン。なつかしいでしょう。
5月の連休に、「あの頃、ぼくらはペニーレーンで」というお芝居が上演されるんですね。朗読・音楽・演劇と三つの要素が加わったステージ。タイトルにあるように舞台は原宿ペニーレーン。その原作が重松清さん。プロデユースはもちろん後藤さんですね。
そのパンフレット用に行われたのがその対談。僕は何をしていたかというと、ニッポン放送で4月13日に放送になる番組の構成のために傍聴しておりました。それぞれの原宿体験や、その頃の音楽について。お二人とも拓郎さんに対しての思い入れの強さに引き込まれて聞いてました。
重松さんは何度かご一緒してますが、みうらじゅんさんは初めて。あんなに拓郎ファンだったとは知りませんでした。未だに拓郎巡礼を続けているんだそうです。しかも、重松さんが編集者時代にみうらさんを担当していたというエピソードもありました。
音楽の話をしている時の楽しそうな雰囲気が良かったですよ。みんなそういう時期があるんだなとか、そういう音楽があるんだなとか思いながら聞いていたら、こちらも充たされた気分になれました。番組でもそういう空気が伝われば良いなと思います。
ああいう人たちが音楽についてもっと発言したり書いたりしてくれると、音楽に対しての世間の目も変わるのかなあとも思ったりね。このところ色んな企画が通らなかったり、かなりめげることが続いてるんで、多少、励みになったという感じでしょうか。
「あの頃、ぼくらはペニーレーンで」。プロットを読んだだけですが、ストーリーは、伝説の店を舞台にした青春群像。命と引き替えに音楽の夢を叶えようとする若者と大人達のドラマ。重松さんだなあという泣かせどころもたっぷりという感じ。舞台で見たら泣くだろうな、という展開でした。
もうちょっと俺も頑張ろう。そんな気分でオフクロのところに久々に寄ったら、12チャンネルの”昭和30年代40年代ベストヒット”という歌番組をやってました。知ってる曲ばっかり(笑)。でも、ここに行くにはまだ早いかなとも思いましたよ。
というわけで、もしご興味あれば。曲ですね。「ペニーレーンでバーボン」。放送禁止、かけられませんが(笑)。じゃ、お休みなさい。