山崎あおいさんは、デビュー1年半のニューカマー。北海道は札幌出身、二十歳。現在は東京の大学生。高校生の時に、さっぽろ地下街の40周年記念事業のために書き下ろしの曲を提供しているという実績の持ち主。初のワンマンツアーのファイナルが渋谷クラブクアトロでした。
僕はまだお会いしたことがないんですけど、素直な声とボキャブラリーに惹かれて見に行ったんですが、大物の片鱗でありました。物怖じしないというか、上がっているとか緊張しているというありがちな気配が見えない。超満員の客席を前に歌うことに素直に喜びを感じているように見えました。
初ワンマンのぎこちなさというのは、MCなんかにも出るんですね。それがなかった。過剰に感極まってない。自分が何を話しているかを自分で確かめることが出来る冷静さ。自分で自分の話に突っ込みを入れて客席を笑わせたりする自然体な感じ。なかなか楽しみな人が出てきました。
その前のback numberのインタビューも楽しかったですしね。新作アルバムのタイトルは「ラブストーリー」。様々なラブストーリーが描かれています、というとどこにでもありそうでしょ。でも、彼らのこれまでのアルバムミニアルバム1枚とフルアルバム3枚を聞いてびっくり。こんなに個人的な失恋を歌い続けているバンドがあるか、という感じでした。
面白かったですねえ。一人の男の子が失恋の痛手をどう克服してゆくかという同時進行の恋愛ドキュメンタリーのように一枚づつのアルバムが制作されている。その流れで聞いてゆくと、新作アルバムの境地がより理解出来る。これまでの曲との比較なども入れながらのインタビューでありました。
午前中は、FM COCOLOの新番組のナレーションも録りましたし、”やりきった感”のある一日でした。その新番組の話はまたの機会にね。というわけで予報に反して雨も降りませんでした。今日も楽しい一日でした、マル(笑)。曲ですね。山崎あおいさん、「恋の予感」。じゃ、お休みなさい。