基礎知識というんでしょうかね。でも、そういうことを触れたくなるのが元放送作家の性なんでしょう。番組なんかでも、何も知らない人が聞いているということを前提にするのが基本ですから。ハワイ島ってどこにあるの、という人もいらっしゃるんだろうなということでのおさらい編であります。
今日も老人ばかりのプールサイドで本を読んでおりました。その本の話は読み終えたらね。お天気は快晴、気温は何度くらいかな。29度くらいでしょうか。でも、風が強いんで暑いという感じは全くありません。雲が風を飛ばしてくれてほんとに快晴。それが海に映って、見事な青さの海でありました。
というハワイ島ですが、ホノルルのあるオアフ島から国内便で約40分。大きさは、ハワイ諸島の中で一番大きい。四国の半分くらいなのかな。西海岸に今僕らがいるコナ、東海岸にヒロという二つの大きな街があります。
四国の半分くらいの大きさに富士山より高い4000メートル級の山が二つある。一つは、すばるもあって世界的に有名な天文台のあるマウナケア、もう一つは、世界で有数の活火山、キラウエア。ともに全く性格の違う高山がある。
僕らのいるホテルは、桟橋の前で海が一望なんですが、その海がそのまま山裾に繋がっている。富士山の麓が海、みたいな感じでしょうか。でも、右を見れば水平線、左を見れば富士山、というくらいに壮大な眺望です。
同じ島でも場所によって全く気候が違う。反対側のヒロは、日系移民が開いた街で、オールドハワイとして根強い人気のある古都ですなんですけど、割と雨が多いらしい。らしい、です。半日しかいたことがありません。
北の方には、ヒルトンだのプリンスだの、フォーシーズンズだの世界的なホテルチェーンが開発した大規模リゾートがある。そこに行くには、溶岩台地の真ん中を突っ切るアウトバーンみたいなフリーウエイが走っている。
去年、初めてハワイ島に来たときに圧倒されたのはその景色でありました。日本だと桜島とか鬼押し出しという光景が見渡す限り続いていて、その中を時速100キロを悠に超えるスピードで車が突っ走っている。
大地のオーラ、という磁場が違う気がするというのは去年書きましたよね。それでいて、西海岸からヒロに向かうには、夏でも肌寒い高原を通らないと行けない。そこから見るマウナケアは雪を頂いてたりする。
で、世界有数の活火山、キラウエアは今も活発に活動していて噴煙を上げている。でも、コナにいると、そんな感じは全くしなくて、穏やかな海辺のハワイというアットホームな空気に包まれている。どこに行くかで印象が違う。同じ島でも奥が深いわけです。
というようなことを書いても、だからどうした、かもしれませんが(笑)。曲ですね。日本も沖縄もハワイも同じように島、だということで。THE BOOM「世界で一番美しい島」。それぞれ人によって違うんでしょうけど。じゃ、お休みなさい。