3月6日に発売になる自選ベスト「佐久間DROPS」のライナーノーツというのかな、アルバムに添える文章のためのインタビュー。彼は今、ご自宅で療養中なんですが、ビクターレコードの会議室からスカイプ映像を使って1時間20分くらい話が出来ました。ありがとうございました。
アルバムの個々の曲はもちろん、彼のプロデユーサー人生を振り返って思うこと、今だから聞ける貴重な言葉ばかりでした。こちらの方が意識過剰になってしまったせいで、もっと上手に聞けば良かったなあと思うことばかりなんですが、彼の記憶の聡明さには驚かされました。
一人のプロデユーサーの35年を記録したアルバムですからね。光栄、と思うのと同時に責任も感じてます。それだけ長い時間ですから、お疲れになったでしょうし、話足りないことも沢山あったんじゃないでしょうか。機会があれば、もっとお聞きしたいことは山々です。
エゴむき出しの人が多い中で、自分を出さないプロデユース、人を育てるという姿勢は、賞賛に値するでしょう。というようなことをもっと整理して書くことになると思います。2013年最後のインタビューが彼だったことは、ものすごく大きな意味を持ってる気がします。
今、新宿。雑踏、賑わい、師走。一年も終わりだなあ、と何となく感慨深くなってます。こんなにたくさんの人がいて、すれ違ったままお互いの人生が続いてゆく。何だろうなあ、泣きそうなんですよ。で、これからレコ大。審査員の末席に座らせてもらってます。
自分に出来ることは何だろう。そんなことを考えながら華やかなお祭りの場に向かいます。色々批判もありますが、やっぱりお祭りがないとつまらない業界ですよ。というわけで、曲ですね。「佐久間DROPS」は二枚組。DISC1の1曲目がこれでした。BOO/WY「Dreamin’」。じゃ、また。師走の街の人々の夢は何なんでしょうか。