寒い夜ですね。でも空気が澄んでいてイルミネーションも星もきれいです。と言っても都心ではなくて、地元。だから空気が凛としているのかな。ライブには行かず、一日家にいました。カミサンと地元で食事したりして、フツーのクリスマスイブ。地元で二人で、というのは初めてかも。
思うところあって、というほどじゃないんですけど、そういう気分だったというか。月曜日の収録の後から、舌の左端に傷が出来たみたいで痛いんですよ。そういうことも何か消極的にさせるんでしょうね。郵便物や名刺の整理とかしていたらあっと言う間に夜になってしまいました。
名刺の整理、時間かかりましたねえ。普段あんまり整理してないんでいつもらったんだろうというものも山になっている。交換させて頂いた方には本当に恐縮なんですが、中にはどなただったか思い出せない方もいらっしゃる。失礼を承知で整理させて頂きました。
もし、自分が”整理”される側だったら嫌だろうなあと思いますからね。名刺を見ながら、必要とか不要とか判断されるわけでしょ。自分がそれをやってるということがめちゃめちゃ後ろめたかった。でも、そうしないと収拾がつかなくなるわけですし。名刺供養みたいなのはないんでしょうか。
人の出会いに意味のないものはない、と思いたいんですよ。それこそ星の数ほど地球上に存在している人の中で、偶然出会う。名刺を交換する。多いと言ってもたかが知れているわけです。一期一会。仕事に繋がるか繋がらないかは結果であって、出会うことの偶然性自体はみんな同じですし。もちろん縁のあるなしはあるんだとは思いますが。
縁だの一期一会だの、何だこのしんみり具合は(笑)。ずっと家に居たからかな。1年も終わりだなあと妙に神妙になってしまったりしてるのは、今年がそういう年だったからでしょうね。色々考えてしまうことも多い年でしたからね。こんなに病院のお世話になった年もなかったでしょうし。
佐久間さんの過去のインタビューを読んだりしていたというのもあるかもしれません。NHKのドキュメンタリーは明日の深夜0時過ぎからです。BSじゃなくて総合でした。その時間、小田さんの「クリスマスの約束」と重なるんじゃないかな。選べないよね(笑)。録画して両方とも是非。
小田さんの「クリスマスの約束」も良かったですよ。冒頭に拓郎さんが登場して小田さんと二人で歌ってました。スーパーバンドで一緒だったのは見てますが、二人で並んでギターを弾きながら歌うのは初めて見ました。二人とも感慨深そうでしたよ。
拓郎さんの存在感、見事でした。一言言葉を発しただけで、会場の空気が変わる。会場はデイズニーランドの中のアンフィシアターという劇場。あの番組は始まるまでゲストを明かさない。誰が出るか知らないで見に来ている番組のファン。100%小田さんファンですからね。
会話を少し交わしただけで拓郎さんの空気になってしまう。当然ながら、になるでしょうが、歌ったらそれ以上。オーラはすごかったですよ。でも、番組は編集してるでしょうから、どこまで書いて良いのか分からないんでこの辺で辞めます(笑)。拓郎さんの格好良さは保証します、ってお前が保証してどうなる、ですけど(笑)。
というわけで、イブの夜は更けてゆきます。この間、BAYFMの「MIND OF MUSIC」のクリスマスソング対決の時に、僕が選んだ曲が寂しい曲ばっかりだったんで、リスナーの方から「クリスマスに何かあったんですか」とメールを頂いてしまいました。
幼稚園が教会だったからかな。明るいパーテイソングやハッピーなホームソングにはならないんですよ。中学生の時、FENのクリスマスソング特集を一晩中イヤホーンで聴いていて、朝、起きようとしたらめまいがひどくて終業式に出られないことがありました。
メリークリスマス。地上の全ての人に平和と幸福を。戦ってる人もそうでない人も。闘病中の人も健康な人も。お金のない人もあり余ってる人も、って佐野さんの「クリスマスタイム・イン・ブルー」の歌詞だね(笑)。じゃ、お休みなさい。