佐久間さんのレコーデイングから今、戻りました。予想していた時間よりも遙かに長いレコーデイングでした。今まで経験したことのないスタジオの空気。その場にいるだれもが、今作っている音、出そうとしている音、残そうとしている音の意味を共有している。
彼も8時間以上スタジオにいたことになりますね。でも、楽器を持つと表情が変わる。すごいなあと思って見てました。それまでは横になって目を閉じていたのに楽器を持つと眼差しまで変わる。目の光が変わるんです。座っても「身体が安定しないよ」とか言っていた人とは思えない。
自分の残された時間が限られた時、どうするか。でも、そんな深遠なテーマと直面しているとは思えない透明な時間。音楽って良いなあと実感しました。この時間をどう記録するとか、何も決まってませんが、この目に焼き付けました。ありがとうございました。25日にNHKでドキュメンタリーが放送されるそうです。今日のスタジオの空気はきっと伝わるでしょう。
その中で、今日レコーデイングした曲も流れると言ってました。その曲を。「Last Days」。じゃ、お休みなさい。