今日も「BEAT CHILD」関連取材。ハウンドドッグの鮫島秀樹さんとウラニーノという若いバンド。ハウンドドッグは、もちろんあの日の出演者。土砂降りの中で歌いきった一組。ウラニーノは、映画のエンデイングテーマ「音楽はあるか」を歌っている埼玉出身の2人組。ずっと3人だったんですが、最近、2人になりました。
鮫島さんは、言うまでもなく元ツイスト。70年代のバンドシーンからずっと当事者、当時の大友さんの言葉を借りれば"スター”だったミュージシャン。「BEAT CHILD」が、日本のロックシーンの中でどういう意味を持っていたかを主観的にも客観的にも身体で知っている1人でしょう。
そうやって話を聞いた人たちは、ミュージシャンやスタッフ、観客を含めて10組を超えました。「BEAT CHILD RADIO」だけじゃなくて、文字でも形にして行けたらと思ってるんですよ。まだ 長さが決まってませんけど「西日本新聞」は場所を提供してくれます。
でも取材をして行けば行くほどテーマが広がっていて、どんな風にまとまるか、まだ見えてません。日本で言えば71年の中津川フォークジャンボリーが、何時に何があったとかなり詳しく記録されていたり、アメリカのウッドストックに関しても資料がたくさん残されてます。
74年の「ワンステップフェステイバル」も、今はCDも出てますし、活字資料もあります。それに比べれば「BEAT CHILD」の全体像は、何も残ってないわけです。この映画が、その突破口になれば良いなと思うんですね。色んな利害や権利関係が絡まったますけど、僕はそういうこととは関わりがないですからね。
というわけで、今月と来月は、「BEAT CHILD」月間になりそうです。と書いたところでニュースが妙なことを言ってますよ。政府と東京電力の発言のずれ。奇妙なやりとりになってますね。招致決定の時に安倍総理が「完全にコントロール出来ている」と言ったことに対して東電が「出来てない」と反論している。何じゃそれ。
完全にコントロール、ブロックされていると思っている人は本当に居るのだろうか。冷静になればなるにつれて”今、そんなことやってる場合か”という気がしてきますが。消費税もあがることが決まるみたいですし、7年後、どうなってるんでしょう。ということで曲です。映画「BEAT CHILD」を見ていて、ドッグのあの尖ったステージがまた見たくなりました。「バッド・ボーイ・ブルース」。そう、公開、非公開、お好きな方を。じゃ、お休みなさい。