告別式。

　今週はアタマから聞けてます。丸ごと聞けるのは久々かな。二人の呼吸がますます合ってきた印象ですね。言わず語り、問わず歌い、見事な息の相方であります。「お台場フォーク村」のテーマを「わしらのフォーク村」にするというのは良いアイデアですよね。広島フォーク村、今年45周年か。

　仕事しながら聞いてますよ。今、一段落したところ。西野カナさんのベストアルバムについて書いてました。9月4日に出る「Love　Collecttion～pink」「Love　Collection～mink」の二枚。全シングル22曲と新録音曲、アルバムのリード曲という30曲入りです。

　ということじゃなくて（笑）。告別式、立派でした。惜しまれながら去って行った。細川健さんは、ヤングジャパンの創設者ですが、そこから生まれた人間関係や派生していった組織は、ほんとに広かった。事務所、マネジメントだけじゃなくてレコード会社ではポリスターも彼の会社でした。

　その傘下、人脈の中から育っていったアーテイストは、アリスや佐野さん、美里さんからKANさん、スターダストレビュー、ウインク、フリッパーズギター、モーニング娘。までつながってる。音楽制作者連盟の発足時の中心メンバーでしたからね。そういう関係者が一堂に介して、起きた事態を受け止めようとしてました。

　2月に肺にガンが発見されて、その時はもう手遅れだった。進行が早かったんですね。きっとまだやりたいことややり残したこととかあったんでしょうけど、叶わなかったことになりますね。いつか、ちゃんとお聞きしてみたいと思うこともありました。こうやって歴史の証人が減って行くんでしょうね。

　改めて合掌です。ご冥福をお祈りします。マジな内容になってしまいました。曲ですね。どなたが歌っているものか分からなかったですけど、荒木一郎さんの「空に星があるように」のカバーが送別の歌でした。その曲を。じゃ、お休みなさい。