きれいなんですよ。ここは高層ホテルやマンションが多いんで、まるで新宿の高層ビル群やウオーターフロントの夜景を見ているような気になります。しかも、ワイキキビーチの反対側は山ですし、そこは住宅が並んでいて、かなり上の方にまで明かりが灯っています。
今、泊まっているのは、片面がビーチ沿いで、もう一方が山側に面しているんで、両方の夜景を見ることが出来ます。最終日ということもあるんでしょうねえ。妙に感傷的に感じるんですよ。昼間、青い海が見えることも重要なんですが、こういう時には夜景の方にしんみりしてしまいます。
ハワイ島は対照的でしたからね。日が落ちると海側には星の明かりくらい。南十字星が見えてました。水平線は、黒々としていて、時折、白い波頭が、星の光にうっすらと見えるくらい。陸地は全くの闇でしたから。ホテルの廊下は海と反対側で壁もなにもないんで、すぐそばに怖いくらいの闇が広がってるんですよ。
静かでしたしね。朝は波の音と鳥の鳴き声で目が覚めてました。こういう時間を休暇と呼ぶんだよねえ、という環境でありました。ここは違いますね。夜中でもパトカーのサイレンが聞こえますし、道路で嬌声をあげる人もいる。ほんとに対照的です。でも、両方があるからいいんでしょうね。
そういう都会であっても、風はからっと乾いていて、時折、化粧品のような甘い花のにおいが混じっている。
光は透明で細い椰子の葉の緑の濃淡が青い空にくっきりと浮かんでいる。鮮やかで華やいだ感じなんですよね。歩いている人も短パンにアロハやTシャツで開放的。結局、ビーチもプールも入りませんでしたけど、それだけで十分なんですよ。
いろんなことのあった11日間でありました。結婚式や披露パーテイ。かみさんの体調不良やハワイ島初体験。失敗だらけのお買い物。毎晩違う夢も見てましたし。昨日は泉谷さんが出てきました。細かい場面は忘れましたけど、70年代のころの編集者仲間も一緒に出て来てましたね。昨日は拓郎さんでしたよ。内容は覚えてませんが、今後の人生について話して気がします。
GLAYのTAKUROさんの夢も見ました、浜田さんや陽水さん、チャゲアスや氷室さんも出てきました。今の自分の頭の中を見る思いでありました(笑)。 帰って仕事だ、という気分と、今度はいつ来れるんだろうという寂しさみたいなものと一緒になって、夜景が涙に滲んで見えます、は、大げさか(笑)。
石原裕次郎さんみたいな大スターやアメリカのお金持ちみたいな人は、しばらくここで静養するみたいなことが出来るんでしょうけど、僕らのような根無し草的暇なしフリーランスには望むべくもないでしょうからね。後ろ髪を引かれながら「また来るよ」とつぶやくしかないわけです。これを励みにね。
というわけで、明日の今頃は東京かな。気持ちを入れ替えて、日曜日の「MIND OF MUSIC」、MISIAの特集です。飛行機の中で資料を見ながら帰ります。曲だ。いきものがかりの「明日へ続く帰り道」を。帰りの飛行時間の方が長いのは未練の表れでしょうか。じゃ、お休みなさい。アロハ!