少々、酔っております。祝杯というと大げさですが、カミサンと家で食事をしておりました。久々かな。このところライブがあったり取材があったりで、家庭内すれ違いみたいな日々ばっかりでしたから。今年は夏くらいからずっとそうだった気もしますよ。特に、単行本モードになってからは、家庭内一人暮らし同然でありました。
こういう仕事の家庭は大体そうなんですけどね。二人で家で食事する方が珍しい。その結果、壊れてしまうケースが多いのも確かなんですが、という話をしようとしているのではない(笑)。クリスマスプレゼントでしたねえ。増刷が決まりました。数はそんなに多くないですけど、こんな出版不況の時代にねえ。感謝に堪えません。ということもあって久々の家での食事ということになった次第です。
おかげさまで、というのはこういう時に使うんでしょうね。発売して四日ですよ。まあ、こういうご時世ですから、初版の部数も慎重だったことは否めないでしょうけど、それにしても、ですよ。ありがたいことです。報われた感じです。書いた甲斐がありました。
今日、浜田さんのファンクラブの会報の取材を受けたんですよ。来年の号ではあるんですが、発売されてすぐの方が感想が新鮮でしょうということで、こんなに早い時期に組んでくれました。会報誌の担い手、古矢さんが色々聞いてくれました。ありがとうございました。
でも、出来上がってから、まだちゃんと読み直してないんですよ。怖くて読めないというと変ですが。何だろうなあ。形に出来たことで精一杯だったのかな。あの中に全てを閉じ込めているというのかな。こうすれば良かったとか、これが足りなかったとか思うのが怖いのかな。
達成感とか、そういう単純な感想じゃないんですよ。力足らずを痛感させられたことも多いですし。やれることはやった、と思いつつ、やれなかったこともいやというほど認識しているというんでしょうか。そこに戻るのが怖い、というんでしょうか。ともかく書き終えた、ということで終わらせたいとうんでしょうか。
うまく言えないんですよ。でも、こういう感じになったのは初めてですね。今日、古矢さんのインタビューを受けていて、整理されたこともありました。ツアー自体がそれだけの規模と質だった、それに跳ね返された、というところもあるんだと思います。まあ、そこから先の判断はお任せします。
それにしても、今年が終わるなあ、という実感を持たせてくれたことは確かでした。来年、いい年になるんじゃないでしょうか。そうだ、年明け、1月15日にNHK文化センターが「出版記念講座」という時間を用意してくれました。もし、お時間のある方は是非。詳細は問い合わせてみてください。
来年、いい年になるんじゃないでしょうか、というのは自分の身の回りのことですけどね。そこから先については、語る気もしません。ということで、曲は何でしょうねえ。まだクリスマスではあるんでしょうけど、クリスマスソングという感じじゃないでしょうし。
今、一番気になってること。大晦日にカウントダウン以降の5時間生放送が入ってしまったことで、氷室さんの武道館、カウントダウンに行けなくなってしまったこと。辛いなあ。30日はレコ大ですし。でもねえ、どっちが本業かと言われると、放送を取らざるを得ないという面もあるわけです。
というわけで、氷室さんの「DEAR ALGERNON」を。年末の新宿をこの歌のような気分でうろついていた時代もありました。あの頃の自分は、やっぱり今もいます。じゃ、お休みなさい。