イブですね。昨日は、西日本新聞の「ビートルズ連載」の年内最後の原稿を書いたりしてました。「MIND OF MUSIC」はクリスマスソング特集でした。キーワードを決めたんですよ。”メリークリスマス”。いろんなアーテイストがこの言葉をどう歌ったか、何を込めようとしたか。そんな特集でした。
面白かったですね。チャゲアスの「世界にメリークリスマス」や佐野さんの「クリスマスタイム・イン・ブルー」のようなジョンの「Happy Xmas」的なメッセージから、今井美樹さんの「白いワルツ」みたいに幸せなカップルの理想型みたいな歌。吉井和哉さんの「バッカ」のような、男の独り言。それぞれでした。
アメリカのクリスマスソングは、教会音楽というバックグランドがありますから、必然的に宗教色を帯びざるをえないわけですが、日本は違いますし。こんなに自由なクリスマスソングがあるのは日本だけでしょう。J-POPの真髄はクリスマスソングにあり、という気がします。
イエモンの「メリークリスマス」は、すごかったな。心中しそうなカップルの歌。妖艶でした。クリスマスソングというと達郎さんの「クリスマスイブ」が、でんと控えていて、あの曲を凌ぐ完成度の曲を見つけるのは容易ではない、というか、不可能かもしれませんが”メリークリスマス”という言葉が新しい発見をくれました。
東京は良いお天気ですよ。ちょっと雲もありますけど、真冬らしい澄んだ空と弱々しい光、滲みるような風が背筋を伸ばしてくれます。クリスマス寒波が来ると言ってましたけど、ホワイトクリスマスにはなりそうもないです。みなさんにとっても良い日でありますよう。
今日、年内最後の原稿のつもりだったんですよ。毎日新聞のジョンレノンスーパーライブについての原稿。でも、コンサートの開演が3時でした!プリプリの東京ドーム。昼間書けないじゃんね。夜、帰ってからということになりそうなんですよ。ということで今書いてます。
年内最後の原稿、早いでしょう。残りの日々、と言っても二三日ですけど、「ビートルズ取材」のテープ起こしとか素材整理。来年の年明けから始められるようにね。まだ財津さんのことしか書いてませんから。ジョンの「Happy Xmas」がいつもの年と違って聞こえるのは、そんなことも影響しているのかもしれません。
そう、今年は大晦日の除夜の鐘の後0時5分からBAYFMで5時間の生放送なんですよ。小島さんと一緒ですが、「新春歌合戦」。元旦の早朝まで。楽しい年明けになりそうです。ということで、改めてメリークリスマス。曲ですね。BUMP OF CHICKENの「Merry Christmas」。今年の気分でしょうか。じゃ、また。素敵なクリスマスを。