夢じゃないよ、幻でもないよ。プリプリ武道館、現実です。2012年の現実でありました。あの5人が武道館のステージに立ってました。96年5月の最後の武道館以来、丸16年。こんなことが起きるんですね。毎年お正月になると武道館で彼女をたちを見ていたのを思い出しました。
震災後にお互いの無事を確認しあう中で「会おうよ」になって、「震災復興に役に立つなら」と16年ぶりに楽器を持った、という再結成。練習を始めて一年半。お見事でしたねえ。声も音も16年前よりも完成されている感じ。ブランクは全く感じなかったです。
香さんが「グレードアップしたライブを見せる」とみんなで誓った、というような話をしてましたけど、ほんとにそういうライブだったんですよ。あの頃よりも力強い。ロックバンドっぽい。ガールズ・バンド、という華やいだ空気は備えつつ、”ガール”という未熟なセクシャリテイじゃない。大人の女性ね。でも可愛い。
同窓会、的なナーナーさがない。もちろん同窓会的ではあるんだけど、それを言い訳にエクスキューズに使ってない。真剣勝負を楽しんでいる。当時もそういうバンドだったんでしょう。アイドルバンドのオーデイションで集まったところから努力で勝ち取った人気でもあったわけですからね。再結成もそんな本質が見えました。
これまでに感動した再結成ライブってどんなのがあったかなあ。これだけの意識とビジネスの匂いのしない再結成は珍しいでしょう。何度も繰り返しますが、当時より歌も演奏も成長している。おざなりにやってない。それでいて未練がましくない。史上最高の再結成だった気がします。東京ドームも行かないとね。
というわけで、flumpoolのインタビューも濃かったです。オンエアは12月です。明日は、西野カナさんスパーアリーナ。その前に日曜日の台本ですよ。「日本の恋と、ユーミンと」特集、後編です。間に合いますか。曲だ。これでしょう。プリプリ「19 growin’ up」を。じゃ、お休みなさい。