夜を待たずに、であります。この話がしたくてしょうがない(笑)。今日の「MIND OF MUSIC」でも、話してしまいました。昨日の同期会ですよ。まあ、楽しかったというか、感慨深かったというか、素敵な時間でした。結構集まってましたね。総勢40名以上いたのかな。
学校見学というのも効いたんでしょう。そして、サラリーマンだった人達が定年になって暇だということもあるんでしょう。暇、ね、どっか言葉にトゲがある(笑)。どうせお前ら、暇だろ、いいよな、年金暮らしでさ、みたいなひがみっぽさも含んでるね。
今、少子化ということもあるんでしょう。OBやOGを積極的に案内しているようです。何と副校長がガイド、とは言わないか。案内役をしてくれました。隔世の感でしたよ。新築に改築、敷地を広げたりということもあって、当時の面影も名残も殆どない。ここがそうかな、この辺じゃないかとか、まるで考古学発掘隊ね。
当たり前ですけどね。だって入学して50年だそうですよ。そうですよ、じゃない、そうなんですよ(笑)。木造校舎とかあった時代ですよ。そういえば、エアコンなんてなかったよな、という話になって、教室にストーブがあったとか、火事が出そうになったとか、校内をぞろぞろ歩きながらうるさいうるさい(笑)。
結局、思い出というのは、記憶の中にしかない。当時聞いていた歌とか、せいぜい写真にしかないんだな、という確認をしてしまいました。三鷹高校は、今、中高一貫校なんですけど、その発展形として、一貫校を強調するために高校の表記が、もうすぐなくなる、と言ってました。学校自体はあるんで、廃校とは違いますが、そうなってしまう学校の卒業生の気分は少し分かりましたよ。
その後が居酒屋編ね、当然ながら(笑)。校内見学に来なかった人もいて、盛り上がってましたね。クラスが違うために顔も名前も思い出せない人も多くって、へえ、とか、そうなんだ、とか、感嘆詞が飛び交っておりました。何せ、45,6年ぶり、卒業以来初めてという人も多かった、ですからね。
そう、多分、卒業以来、初めて会った女子、とはもう言わないか。元女子(笑)に、いきなり「田家くん、あたしにラブレター、くれたよね」と言われてしまいました。いい話でしょう(笑)。咄嗟だったんで、「そうだっけ」としか返せない。覚えてなかった。途中で思い出しましたけどね。でも、その子は、返事くれなかったんですよ。
何を書いてるんだ(笑)。これ以上書くとさしさわりだらけになりそう(笑)。だって、読まれると思った方が良いでしょうからね。嬉しかったこともあるんですよ。あ、ラブレター話もうれしかったですけど、そういう赤面ものの話じゃなくてね。
1人1人挨拶するんですけど、その時に、「田家、浜省の評論書いてるだろ」と言ってくれたヤツがいたんですよ。でも、その時は顔も名前も思い出せなかった。彼は、関西在住で、古本屋で見つけたんだそうです。その「浜省」という言い方にどっか親近感かあった。で、話の途中で思い出したんですよ。
二年生の時に同級だっただけなんですけど、シニカルなユーモアの得意な理系学生で、国立に行ったのかな。僕とはかなり違うタイプだったのに、そのシニカルさが洒落ていて記憶にあった。小柄で坊主だったんじゃないかな。目の前に立っている立派な大人は似ても似つかない。「あいつは正業につけなくて」と言った時の口調が当時のまんまだった。気がついた時は感動しましたね。
というような話を延々書いていてもしょうがない(笑)。そいつの名前、松尾君ね(笑)。やっぱり高校時代は良いよね。これからどんどんそう思うようになってくるのかな。夜、大宮のNACK5本社スタジオで組み立てがあって、二次会は行けなかったんですが、次回のお楽しみ、という感じです。
長々と書いたねえ(笑)。60年代前半、ビートルズが登場する頃ののんびりした公立の共学校ならではの青春風景であります。「アメリカン・グラフィテイ」みたいなもんかな。思い切りベタな曲を。ユーミンで「卒業写真」。こんな時じゃなかったら、恥ずかしくて絶対に選びません(笑)。じゃ、また。