が、どうした、という感じでしょうね。だからどうした、ね。今日、お見かけしたんですよ。これもだからどうした、ですね。人に会うんで、六本木にあるホテルのロビーにいたら、彼も人を待っていたみたいで、うろうろしてました。だから、どうした、ですね、やっぱり(笑)。
で、声をかけたんですよ。覚えてるわけないよなあ、と思いながら、でも、僕の中では素知らぬ顔をするほど、他人でもなかったんで、名乗ったんですが、やっぱり覚えてない感じでした。名前をつぶやいて「今、何してんの」とは言ってくれたんですが、あれは彼のオウム返しなんでしょうね。
だって、40年前ですからねえ、覚えて無くて当たり前。でも、勉強させてもらったんですよ。彼は、東京12チャンネルの敏腕デイレクタ-。僕は、20代そこそこ、長髪、文化放送で番組の構成はしてましたけど、その辺のフーテンとほとんど変わらないという、ひよっこというかチンピラね。
ドキュメンタリーの構成者としておつきあいさせてもらったことがあるんですよ。ドキュメンタリー「青春」。人が嫌がるところや弱点を容赦なくついてゆくインタビュー手法は、インパクトがありました。人を追い込んでいって、そこをカメラで記録する。すごみもありましたけど、そこに疑問も生まれてしまったんですね。
一年くらいかな、ご一緒させてもらったのは。地方のロケにも行きましたね。僕は自分の仕事がありましたし、自然に縁がなくなってしまったんですが、ドキュメンタリーとは何かということでは一つのお手本を見せてもらったと思ってますね。その通りするかしないかは別ですけど。でも、いい人だったなあ、という印象です。
一回り上ですね。78才。お元気そうですよね。お酒飲まないからかな。最近、思うんですよ、飲まない人の方が元気だって。僕も、単行本モードになった夏くらいからほとんど禁酒に近いくらい飲んでないですけど、その方が身体が軽いですもんね。このまま辞めちゃおうかと思うくらい、って嘘です(笑)。
今週中にエピローグも終わりますが、終わったら、飲むぞ(笑)。でもね、ゲラ、というのがあるんですよ。校正刷り、これが時間かかる。初めの頃書いたことが忘れかけてますからね。どんな本になってるんだろ、って他人事みたいに言っております。
ということで。ヤンキース、後がなくなりました。打順変更、効果なかったです。明日で終戦でしょうか。終わるのかなあ、終わらないのかなあ。浜田さんで「終わりなき疾走」。こじつけだったかな(笑)。じゃ、お休みなさい。