映画をやってるんですよ。さっき帰って、いつものように何気なくテレビをつけたらやってました。SMAPの中居君が主演してます。つけた時は、もう後半だったんで、映画の出来云々は、分かりませんけど、そうか、終戦記念日か、という感じでした。今、死刑宣告されたところです。こんなこと書きながら見る映画じゃありませんけどね。
何年でしたっけ、昭和30年頃かな。フランキー堺さんの主演したものは子供の頃見ました。子供心に強烈な印象のある反戦映画でした。でも、そういうことよりも、夫婦愛の方に寄っている感じですね。まあ、それが時代とうことなんでしょう。
上官の命令で米兵を刺殺してしまったために戦犯になって死刑になるという街の床屋さんの話です。十三階段を上るシーンです。何だか重い。正視出来ない感じもあります。今、あの有名な台詞ですね。「生まれ変わっても人間にはなりたくありません。牛か馬の方が良い。いや、牛や馬ならまた人間にひどい目に遭わされる。いっそ、誰も知らない深い海の底、貝がいい」という台詞。今、死刑執行されました。
見なければ良かったかなあ。「海の底の貝だったら、戦争に取られることもない、戦争もない。どうしても生まれ変わらなければいけないのなら、私は貝になりたい」と言ったところでいきなりCMが入りました。何だかホッとした気もします。あれ、もう終わったんだ。でも、何だか妙。
戦争の話は、重いです。特に、声高に勇ましい人達が勢いを増しているみたいな世の中ですし、機が滅入るばかり。領土問題というのも虚しさばかり感じてしまって、そこから逃げたくなる方なんですね。そこでお互いがいがみ合って主張し合って何が生まれるんだろう、と思うんですよ。
そういうささいなところから大きな対立に転がり出すということがないわけでもないですし。その時の政権についている人達が、自分たちの支持や都合で外交対立を利用する例は沢山見てきましたからね。イラク戦争の時のブッシュもそうでしょうし。国内問題の目をそらせるための戦争、ですよ。
戦争の話を重いなあと思うのは、どっかで無関係じゃないからかもしれませんね。前に書いたかもしれませんけど、僕はオヤジが大政翼賛会だったんですよ。日本を戦争に駆り立てた挙国一致の連合組織。その前は新聞記者でした。オヤジは、そんなこと書くな、といってるかもしれませんけど。
オヤジの上司は戦犯だったんじゃないかな。若い頃は戦争責任を巡って喧嘩ばっかりしてました。オヤジに戦争責任はある、と言って殴られたこともありましたからね。オヤジは戦後、野球記者をしていて、死ぬまで好きな野球を見てたんですけど、それはどこか贖罪みたいなものだったのかな、と今なら分かります。
何書いてるんだ、俺(笑)。ごめんね、オヤジ。この前書いた、「決める政治」「決められる政治」に対してのアレルギーは、そういうことも関係してるんでしょうね。ジャーナリズムが、時の政権側、官僚体制の応援団になってしまった時にどうなるか。いやーな感じがするんですよ。
というわけで長くなりました。あの映画がいけなかった。あれ、あの映画の主題歌ってミスチルの「花の匂い」じゃなかったでしたっけ。映画を見てないんで、分かりませんが、最後に流れるのかな。だとしたら、あの終わり方は、音楽部分をカットしたということなのかな。唐突な終わり方でした。でも、曲は、それかな。じゃ、お休みなさい。