というCDが出るんですよ。CD。DVDは出てますけど、ライブ盤です。発売は9月かな。何だ、けっこう先じゃんね。締め切り早いよ(笑)。そのCDにブックレットが付くとかで、その原稿を書いてました。5000字弱ですね。でも、ライブCDですからね。かなり新鮮でした。目で見るのと耳で聞くのと、こんなに印象が違うか、というくらいですよ。
75年の「つま恋」は、映像が定着してますからね。「朝までやるよ」のシーンとかオープニングの空撮とか、「人間なんて」の熱狂とかね。ライブCDには、そういうMCはほとんど入ってなくて、ほんとに歌と演奏なんですね。映像でばっかり見てると、演奏とかちゃんと聞いてなかったりしますけど、そういう楽しみ方じゃないですね。
あのイベントが映像から解放された感じだったんですよ。こんな言い方したら怒られそうですけど、拓郎さんの歌が、こんなにしっかりしてたんだ、というのも発見な感じでしたし。とっても身近に感じられるCDでした。DVDよりも好きかも、ですね。
今は何でもかんでもDVD、あ、ブルーレイか。見せてしまうことで失われるものもあるんじゃないかなと思いましたね。視覚的印象の方が聴覚的印象より強いのかな。すでに視覚的経験のあるものだから一層新鮮に感じられたのかもしれません。
改めてこんな感想を書くのは、気が引けますが、拓郎さんの歌のうまさ、というんでしょうか。「ANNG」での彼の言葉を借りれば符割の魅力というんでしょうか。ミュージシャンが使う”タイム感”というヤツですね。あんなに盛り上がっている野外イベントだったのに、あんなに興奮のるつぼの中で歌がきちっとしている。
もちろん、声が枯れたりはしてますけど、”節”は崩れてない。あの気持ち良さが貫徹している。ものすごいヴォーカリストなんだと再認識させられました。是非、お試し下さい。9月は先ですけどねえ。そうか、秋にライブがあるから、それに近づけているのかな、ま、その辺の事情は分かりませんが。
昼間あんなに暑かったのに、今は、涼しいです。どうなってるんでしょうか。あ、橋下さんの件は笑えました。笑っちゃいけないか。でも、知事になる前、タレント弁護士時代なんだから、いいじゃん、という気もしますけど。ドロドロじゃないし。テレビに出てればそのくらいあるでしょう。大阪の人はさばけてるんじゃないのかな。
というわけで、75年「つま恋」の拓郎さんの「されど私の人生は」を。CDで聞いた方が良いかもしれません。じゃ、お休みなさい。