20周年ツアー、東京公演三日間の初日でした。やっぱり東京ですね。ホームグランド感が一杯。客席の雰囲気も良かったです。東京ドームが良いのは天井が白いせいもあるんでしょうけど、場内が明るい。照明を点けた時に三階の隅々まで見えるんですよ。
大阪ドームは、それに暮らべると少し暗いですね。それがロマンテイックと感じる人もいるでしょうけど、一体感は東京ドームの方がありますね。内容的には、基本的にどこの会場も共通なんでしょうけど、東京ドーム奈良ではの趣向もありました。
それにしても今回のツアーは選曲が見事。まだ残ってるんで、詳しいことは書きませんが、20年間を網羅している。みんなが聞きたいと思う曲や、思いがけない曲、自分たちの音楽観や時代観、そして、2012年という年を反映している曲。それらがコンサートの流れや起伏を考えて並んでいる。
非の打ち所のない選曲というのはこういうことを言うんだろうなと思いました。日本のポップミュージックに初めて誕生した国民的バンド、ということになるのかな。”国民的バンド”というのは、サザンが「KAMAKURA」を発売した時に使ったキャッチコピーでもありましたけど、あの時はかなりパロデイ的なニュアンスもありました。
ウルフルズも使ってましたけど、あの時は、”であって欲しい”という願望も感じましたからね。ミスチルは名実ともに、でしょう。聞き手やシーンに媚びるでもなく、自分たちの心の動きを誠実に歌ってきて、そういう浸透をしているわけですから。良い曲が売れる、という前例を作ってくれたバンドでもあります。
ポップザウルス、ポップミュージックの恐竜。化石じゃなかったです。で、この曲について書きたかったんですよ。「1999年、夏、沖縄」という曲。昨日、オリオンビールの話をしたからじゃないですよ(笑)。彼らが初めて沖縄に行った時のことを歌った曲なんですね。日曜日からこの曲が気になってました。
仙台のコンサートが終わって、2時頃かなホテルに帰ってテレビをつけたら、テレ朝系のドキュメンタリーをやってたんですね。鳥越俊太郎さんがレポーターでした。「沖縄に枯れ葉剤」があった、というものでした。60年代後半から70年代初め、ベトナム戦争の一番激しい時ですよ。
ベトナムで使われる枯れ葉剤は沖縄から運ばれた。しかも沖縄で実験されていた。島内に貯蔵庫が二桁以上あって、漏れていたり、埋められたりした。その近辺の人々や働いていた米兵にもガンや病気が多い。当時、枯れ葉剤が映っている一帯の海岸は珊瑚もなければ魚いない。
そこで暮らしていた老人の遺言は、「ここで獲れたものは口に入れるな」だった、という話でした。すさまじかったですね。抹殺された歴史ね。ああいうドキュメンタリーは夜中にしかやれないんでしょうね。酔いが醒めました、これはマジね(笑)。福島の海がそうならないことを願うばかりです。東京湾もね。
ということで、話が逸れました。曲はミスチルで「1999年、夏、沖縄」です。じゃ、お休みなさい。