今頃、という感じですけどね。月曜日のことでした。渋谷公会堂で「フォークビレッジ・コンサート~再会、あの歌に会いたい」が行われました。前にも書きましたけど、僕はひょんなことから構成監修をすることになったんですが、その出演者の中に二人がいました。
他には、森山良子さんとかトワ・エ・モワとか石川鷹彦さんとか、他にもあの番組にゆかりの人たちが3組かな。中にはこの日のために再結成されたキャンパスフォークのグループもあったりしてなかなかバラエテイに富んだコンサートになりました。
で、かまやつさんと泉谷さんだ。二人は、今、割と頻繁にライブをやってるんですね。そうらしいという話は噂としては知ってたんですけど、この目で見るのは初めてだったんですよ。当初は、それぞれ別の出番ということで進んでいたんですけど、当日、急遽一緒にやるということになりました。
面白かったですねえ。泉谷さんは、自分だけのコーナーもあって、いきなり70年代の学生のヘルメット姿で予定になかった清志郎バージョンの「サマータイムブルース」ぶちかましたり、渾身の「黒いカバン」を熱唱したり、なつかしの思い出モードに流されないぴりっとしたライブを見せてたんですけど、それだけでは終わりませんでした。
かまやつさんは例のあのひょうひょうとした存在感で、でもギターを持つと全く年齢が消滅したような渋いパフォーマンスを見せてくれますが、そこに全く対照的な泉谷さんが加わって実に味のあるコンビネーションが生まれておりました。かまやつさんに対して毒舌をはきながら寄り添って気を使っているのもほほえましたかったですね。
仕事というより良い物をみたなあというお客さん気分で帰ったわけですが、途中で思い出したんですよ。泉谷さんは、僕が初めて雑誌に署名原稿を書いた相手だったんですね。71年だ。「放送批評」という雑誌の番組評で彼を取り上げた教育テレビのドキュメンタリーでした。タイトルも覚えてますね。「雑居時代」だ。
かまやつさんは、彼が「我が良き友よ」をヒットさせた時だ。これはもう時効でしょうから書いてしまいますが、彼の本「我が良き友よ」のゴーストライターが僕だったんですよ。初めての単行本だったんですね。放送作家でしたから、自分の名前で本を書けるほどじゃなかったし、まあ、処女作、ということになるんでしょうか。
つまり、とっても縁もゆかりもある二人だったわけです。ステージを見ている時はそんなことは忘れてましたけどね。でも、40年も前に好感を持った人と、こうして今も共感出来る、というのはじんわりと嬉しいものがありました。あの頃の自分が間違ってなかった、ということでもあるわけですからね。
かまやつ&泉谷。もし機会があれば是非。今度、フルライブを見たいなと思いました。打ち上げでも二人一緒でしたよ。「ANNG」は、録音時間が終わってしまっていて録れていませんでした(涙)。何か言われたのかなあ。そういう時に限って、ですよ。
浜田さんのツアーサイトの原稿は、色んな人に取材したせいで時間がかかってしまい、今日送りました。明日にはアップされるんじゃないでしょうか。というわけで、ようやく一段落かな。何回目だって(笑)。一段落のあとにまた一段落。一つ山越しゃホンダラッタホイホイ、ですね。やっと11月になった気分です。
というわけで、曲だ。かまやつさんの「ゴロワーズを吸ったことがあるかい」を。思い切り渋くて実にカッコよかったです。じゃ、お休みなさい。