隣の家に猫が来ました。しかも二匹。何日か前、カミさんが「あれ、猫じゃない」と仰天したような声を上げたのが発端でした。ガラス窓に猫らしい姿が映っていたというんですけど、近眼の僕には見えませんでした。
でも、彼女が、たまたま隣の家のご主人が帰宅するときに顔を合わせて、そのことを確かめたんだそうです。そうたら、ご主人が嬉しそうに中か二匹を連れててくれたんですね。しかも、ちょうどその時に僕も帰って来たんで、みんな一緒のご対面となりました。
隣のご主人が仕事場で一緒の若い女性スタッフの実家が茨城で被災して家が倒壊してしまって、生き残った二匹を預かったものの、一人暮らしで世話が出来ない、と引き取ってもらえないかと頼まれたんだそうです。
元々、お隣は猫好きの一家で、我が家の母親猫だった美也子も、隣で生まれた五匹の一匹をもらったという猫でした。ただ、みんな死んでしまって、今は一匹もいない、という状態だったんで、二つ返事で飼うようになった、ということでした。
まあ、「震災の贈り物」という感じですね。で、余波が来てるんですよ。カミサンも猫好きなんですが、うちは3匹をなくしてるんで、その記憶が生々しいのと、彼らに悪いかな、ということで、彼女ももう飼わないと言ってたんですが、それが崩れかけてます。
どうなるでしょうねえ。また再開されるんでしょうかね。でも、どっかの業者から血統書付きと買う、というような買い方はタイプじゃないですし、ご縁があれば、ということになるんでしょうけど。でも、今からだと、こっちが先にいなくなるということもあるわけですからね。
猫がいないことが寂しく思えることはしょっちゅうなんですよ。夜、帰ってくる時も、トミーというお姉ちゃん猫と散歩していた公園を通る時には、彼女のトコトコと歩く姿とか、玄関に迎えに出ていた美也子のシャンと背筋を伸ばした姿とか、忘れがたいものがたくさんあります。
このブログのタイトルも、毎晩、寝る前に美也子とトミーと散歩をしている、というところから付けられました。2008年くらいのものを見ていただければ、毎日、何らかの形で、美也子・トミー・ジミーという母子のことが出てきてます。
どうなるなかなあ。これから隣の猫が大きくなって、目につく機会も増えると、もっと「飼いたい」願望は強くなるでしょうし。その辺はまた追々です。しかし、暑いです。西日の当たる部屋はクーラーが効きません。ということで猫の歌。何かな。陽水さんで「長い猫」を。どんな猫だ(笑)。じゃ、お休みなさい。