でした。昨は渡辺美里さんでしたが、今日はかりゆし58と加藤ミリヤさん。ともに「J-POP TALKIN」であります。両方とも初のベストアルバムが出るので、そのインタビューでしたが、それぞれタイプが違っていて面白かったですよ。
かりゆし58は、その名の通り、沖縄出身バンド、糸満周辺の4人ですね。かりゆし、というのはおめでたいこと、58というのは沖縄を縦断している国道の路線名ですね。今年は5周年です。三年前か、BEGINがやっている「うたの日」で見たことがあったんですが、インタビューは初めてでした。
沖縄出身の青年、バンド特有のきまじめさとまっすぐな熱さが好感持てました。デビュー当時に強かった沖縄色が抜けてゆく過程と、音楽観の変化が興味深かったです。今年の夏の沖縄ガイド的な話もありました。
沖縄、ずっと32度ですね。気温が一定している。東京はここ数日寒かったですが、明日からはまた沖縄よりも暑いという日々になるのかもしれません。でも、沖縄行きたいなあ。というか、どこでもいいや。この間、札幌行ったばっかりで、何言ってるんだ、でしょうけど。
札幌、行ったことになりませんよね。駅からホールへ行って、食事をしてホテルに戻った。次の日の朝は、そのまま空港ですもんね。お土産も買ってない。さすがにそういう札幌は初めてでした。まあ、お土産話ではないでしょうけど、浜田さんのツアープロデユサーへの前半戦終了インタビューを一昨日やりましたから、来週には原稿に出来ると思います。
そう、もう一本のインタビューは加藤ミリヤさん。今年23歳。女性シンガーソングライターとしては、すでに十分な実績の持ち主です。でも、ファッション的なイメージとか、ビジュアルの印象が強いんで、そんなに”音楽の人”という感じはないかもしれませんが、とんでもない。
言葉や歌のテーマ、サンプリングに至るまで、きちんとこだわりを持った作家性の強い女性であります。がっちり話した、という感じですね。ガチンコのインタビュー。「Pod Casting」で是非。今週と来週のオンエアです。
牛、大変ですね。汚染された藁を食べた牛が内部被曝するということは、そういう野菜を食べた人間も同じようになる、ということですよね。「apbank fes」の打ち上げで加藤登紀子さんが、今まで、漁師さんたちは、どんなに大変なことがあっても自分たちには海がある、海があればどんな困難も乗り越えて行ける、と思って生きてきた。
農家の方たちは、自分たちには土がある、土さえあれば、生きて行けると思っていた。でも、今は、海と土が信じられなくなった、誰もこんな経験はしたことがない。恐ろしくて悲しいことが起きていると言ってましたが、本当にそういう感じです。
こういう話をしていると滅入りますね。音楽を聴いている時が一番。どんな音楽であれ、ですよ。でもねえ、中村とうようさん、自殺してしまいましたからねえ。何があったんでしょうねえ。おいおい明らかになってくるでしょうけど。
僕は、挨拶程度で、ちゃんとお話したことはなかったですけど、音楽ジャーナリズムの形を作り上げたのは彼ですからねえ。功績は大です。後は、お任せくださいとは言えませんが、ご冥福をお祈りします。合掌、ありがとうございました。
話が思わぬ方向に行ってしまいました、曲はどうしましょか。「ニュー・ミュージック・マガジン」だもんなあ。連想的に思い浮かべたのが、フラワートラベリンバンドの「SATORI」でした。追悼曲にはならないかもしれませんが。じゃ、お休みなさい。