そうなんですよ。週刊誌が元気です。日曜日、月曜日と浜田さんの名古屋公演だったんですが、往復の新幹線は週刊誌読みふけりでした。「週刊文春」「週刊ポスト」「週刊現代」、それに「AERA」。「週刊文春」の増刊号「東京電力の大罪」も面白かったです。
新聞やテレビが扱わないことばかり。被災地の現状と、進行中の対策、そして原発の今と放射能の実態。現地取材の緻密さや独自データ収集。何が明かされて何が隠されているのか、目から鱗のことばかり。知れば知るほど、このままで良いのかという心境になってきます。
もう何度も書いてますけど、大丈夫と言いつくろって、後になって実はこんな大問題になってましたと謝られることがどういうことなのか。謝れば済むことなのか。大丈夫という情報を真に受けて、その間に被害を受けてしまった人はどうなるのか。
現地で作業している人の内部被曝というのも、そんな例だと思いますよ。最悪のことを想定しておけば避けられたことが降りかかってしまう。現場の人たちがどうなろうと知ったことじゃないんでしょうね。政府も東電も、ですけど。「週刊文春」の増刊号が記録しているドキュメントは赤裸々でした。
「週刊ポスト」が、ジャーナリスト上杉隆さんの「ジャーナリスト廃業宣言」というのを載せてました。今年いっぱいでジャーナリストを止めるんだそうです。こんなに本当のことを書かない世界にジャーナリストと称して仕事をしていることが恥ずかしい、と言うんですね。
もちろんお会いしたことはないですけど、良いこと書くな、と思ってただけに残念な気もしました。彼が、率先して書いていたことの中に内閣の官房機密費がありました。内閣が秘密裏に使えるお金ですよ。政権が交代してもその実態は明かされませんでした。
自民党時代にその立場にあった野中さんが「マスコミにも配った。返してきたのは田原聡一郎だけだった」と発言したことがありましたけど、ほとんど紹介されなかったみたいですね。上杉さんは、そのことをあちこちで触れたために新聞から目の敵にされた、という話も前に書いてました。
彼がよく使っているのが「記者クラブメデイア」という言葉ですね。記者クラブというのは、官庁や業界団体の周りに作られている大手メデイアの組織。新聞やテレビが主で、週刊誌やフリーランスの人たちは入れません。
長くなりそうだから止めよう(笑)。イタリアが国民投票で脱原発を決めた、というニュースも、こんなに困るとか、電気が高くなる、という脅しみたいなデータとともに「イタリアはそれでもそちらを選びました」、という論調が多いのも、そういうことかなと思うわけですが。
日本はどちらに進むべきか、そのためにどうすれば良いのか、という議論になかなかならないのは、そういう既得権にこだわっている団体が多いということになるんでしょうね。被爆国としてエネルギー問題をどう考えるか、そのことが一番大切な気がするのですが。
あ、オフクロはまだ入院してますが、来週にも退院は出来そうです。彼女も「このまま逝っちゃうかと思った」と言ってましたけど、ほっとしました。90過ぎですからねえ。もうちょっと元気で居て欲しいわけです。というわけで、曲だ。何だろうなあ。陽水さんで「最後のニュース」かな。「最後のニュース・2011年編」が聞きたい。じゃ、お休みなさい。