久々の野音でした。いつ以来だろうと思って、今、去年の手帳を見ていたんですけど、去年は行ってなかったですね。いつ以来だろうなあ。9mm Parabellum Bullette以来になるのかな。その前は岡林さんになるのかもしれない。いずれにせよ久々でした。
あ、ゴーイング・アンダーグラウンドね。この間書いたアルバム「稲川くん」をひっさげてのツアーファイナル。彼らにとっても二年ぶりの野音。前回はメンバーが抜けるということもあって、かなり精神的にきつい中でやっていたようでしたが、今日は再開、4人になっての第一歩でした。
彼らのライブも吹っ切れていた良かったですが、野音、良いなあ。あの空気は独特ですね。野外なんだけど都心。ビルの影と木立と吹き抜ける風、というシチュエーションはあそこだけでしょう。お天気も良かったし、満喫しました。
以前は多かったんですけどねえ、野音は。武道館に行く前のステップの会場になっていた時期がありましたからね。渋谷公会堂をやって野音、そして武道館、というコース。今、そういう感じじゃないですもんね。
80年代が多かったのかな。ブルーハーツを野音で見たな。その前の週のラフィンノーズのライブで事故が起きて、客席の通路ごとに鉄柵が置かれていて、ステージからヒロトが「動物園みたいだなあ」って揶揄してましたとか、色々思い出してました。
70年代はロックコンサートもありましたしね。満員になってなかったですけど。めんたんぴんとかウエストロード・ブルースバンドとか。シュガーベイブが最初にやって受けないでさっさと帰ってしまうとか。色んなドラマがありました。
武道館もそうですけど、もう大きい会場とは言えないですからね。そういう意味ではビッグビジネスになったということなんでしょうね。東京ドームやさいたまスーパーアリーナは一回で何万人集めてしまうわけで、そちらが脚光を浴びるのは仕方ないでしょうけど、でも、やっぱり野音は良いです。
こちらの見ているところも変わったのかもしれませんね。今も野音でやっている人たちはたくさんいるのに、そこに行かなくなった。良くないですよねえ。自戒ですね。野音を恒例にする人たちを大切にしましょう。そう、清志郎さんもその一人でしたけど。
2日の武道館、見たかったですけどねえ。仕事が入ってしまって行けませんでした。武道館の清志郎さんも素敵でしたけど、野音も良かったですよね。真夏の野音。缶ビールが欠かせませんでした。でも、なんだか考えさせられることばかりです。デイスカバー野音。これも今後のテーマかな。
というわけで、再出発したゴーイング・アンダーグラウンドに注目してて下さい。ほんとに良い曲がありますからね。と書きながら、曲は違ったりして。そうだ、個人的な野音の最大の思い出は、98年、GLAYがファンクラブイベントをやった時ですよ。
誕生日だったんですね、僕が(笑)。GLAYのヘヤメイクのTさん、一応イニシャルで。みんな知ってるだろうけど(笑)。彼が同じ誕生日で、アンコールでTERUさんが二人の名前を呼んで、ステージにあげたんですよ。でも、彼は、終演後の準備で一足早く会場を後にしていて、僕だけステージにあがったんだ。
そして、彼らと一緒にステージで「BURST」を一緒に歌った、という忘れられない思い出がありました、ミーハーですまん(笑)。もちろん、その曲を。あ、そうだ。明日、GLAYは大阪で、FM8-02のJIROさんの番組の公開録音で歌うんじゃなかったかな。
場所は、大阪城野音じゃなかったっけ。僕は行けませんけど。日比谷の野音を一回り小さくしたくらいの会場です。野音つながりになりました、良いオチだ(笑)。じゃ、曲もこっちだね。GLAYの東日本大震災のチャリテイソング「Thank you for your love」を。明日から配信です。じゃ、お休みなさい。