というような言葉があるのかどうか知りませんが、そんな空気もなきにしもあらずな街の様子です。昨日、一昨日と静岡に行ったんですが、新幹線も空いてるし、桜満開の週末なのに東京駅も閑散としてましたよ。
今朝もBAYFMのある海浜幕張に行ったんですが、デイズニーランドがまだ営業してないせいで、京葉線もがらがら、ほんとにがらがら。それこそ座席で横になれるくらいでした。もちろんそんなことはしませんけど、若い頃ならやったかも(笑)。
東京は大丈夫かなと思いましたよ。確かに、これだけの被害が出ているわけで、うかれている場合じゃないというのも尤もですし、そんなにはしゃいじゃいけないという気分も当然あるわけですが、でもね、と思ったわけです。
悲しみの受け止め方は人それぞれでしょうし、表し方も人によって違うんじゃないでしょうか。こういう時に、気持ちを一つにするというのは必要なことでしょうし、それが日本の良さである、とも思うわけですが、みんながみんな同じように下を向いて自粛して、言葉少なに深刻な表情をしているのが良いのかなあとも思うんですよ。
今日の「MIND OF MUSIC」はユーミンの新作アルバム「ROAD SHOW」を中心に、彼女がこれまでに歌ってきたラブソングを改めて検証するという特集でした。彼女は、BAYFMのほかの番組のゲストに出た時にこんなことを言ってたそうです。
人間の身体にたとえると、今、日本は全身の4分の1を大火傷をしてしまった、それを治すためには他の部分に力がないといけない。詳しくは、BAYFMのホームページでそのインタビューが聞けるそうですからお確かめくださいね。
それもかなりの重傷ですよね。深手を負っている。しかも、その影響が心臓にも及んで命にまでも差し支えるかもしれない、というのが原発の状態でしょう。そういうたとえで行けば、傷を負った部分に活力を送るのが残された4分の3の役割ということになります。
過度な自粛で良いんだろうかと思うんですね。「週刊文春」でエッセイストの中村うさぎさんが”不謹慎ファシズム”という言葉を使ってましたが。こんなにみんなが我慢しているのにそんな派手なことをするのは不謹慎だとか、そんな勝手なことをするのは不謹慎だという押しつけがあるぞというわけです。
東日本が重傷を負ったら、西日本が挽回する。そのために今までも数倍のエネルギーで動き出す。そしてその力を被災地に送り込む。そうなれば良いんだろうと思うんですが、と言いながら、煌々と電気がついているお店を見たりすると、「節電しろよ」と思ってしまう自分もいたりするんで、なかなか割り切れるものじゃないとは思いますが。
静岡に行ったのは浜田さんのツアーの仕込みの見学。ツアーブログを書くことになりました。来週の火曜日アップかな。そんなわけで、ここでは浜田さんのことは書かないようします。そちらの方を是非。こういう状況でのツアーですからね、想うことはいろいろあります。
ということで若干疲れ気味です。ほんとに年だ。小田さんの新作アルバム「どーも」を聞いてました。その中から「東京の空」を。うーん、またしても石原知事になりました。任期中に80歳になるのか。ねえ。「東京の空」が永遠でありますように。じゃ、お休みなさい。