どうしちゃったんだろうなあ、と思ってたんですが、なんだ、ちゃんと咲いてるんですね。桜の話題ですよ。いつもなら開花宣言が出たり、前線がここまで来たとか、華やいだ桜ネタがこれでもか、というくらいに溢れる時節ですけど、今年は、全く聞こえてこなかった、のは、僕だけかな(笑)。
咲いてないのかと思ったんですよ。こういう1000年に一度の災害が起きたりすると、そういう季節感まで狂ってしまうのか、と暗い気分になってたんですけど、ご安心、でした。平年並みだそうです。来週は、満開でしょう。
話題が聞こえてこなかったのは、桜祭りとかが中止になっているせいなんでしょうね。都知事が花見を控えるようにというメッセージを出したりしてましたし。確かに、ライトアップとか、煌々と照らされた中での大宴会とかは、避けた方が良いでしょうけど、桜を愛でる気持ちまでも控える必要はないんじゃないかなと思いますけど。
もとより夜桜って、月明かりかなんかにボーっと浮き上がって見えたりするのが幻想的なわけで、ライトアップは邪道という考え方もあるでしょうし。本来の夜桜が楽しめるかも、です。カップルとか友人とか、家族とか。新入社員が前の晩から場所取りする、みたいなのは、なくても良いでしょう。
桜の咲かない4月なんてありえないですからね。一安心、であります。今年の桜はどんな風に見えるんでしょうね。一年間じっと耐えていた末で花が咲くという、パッと咲いて散る、というだけではない桜のありよう、みたいなものに感銘するかもしれません。
昨日、見事に咲きましたもんね。44才の”姥桜”とは言わないか(笑)。三浦カズ。思わず声をあげてしまいました。終わってからビールで乾杯したら、酔っぱらいました。カミさんが寝込んだままなんで一人で飲んだせいもあるんでしょうけど、酔いましたね。
あのゴールにも酔いましたけど、ビールもうまかったです。テレビはニュースや震災関連意外見る気がしなくなってましたし、そういうニュースでも気が滅入りっぱなしだったんで、ほんとに久々、明るい瞬間でした。カズ、偉いや。
そう、スピッツの正宗さんは心配ですよね。急性ストレス障害でダウン、ツアーを何本か中止したというニュースがありました。急性ストレス障害、胸の痛め過ぎ、精神的なバランスを崩した、ということになるんでしょうね。
アーテイストは人一倍感受性も強いですし、想像力も豊かで、その分アップダウンも激しいわけです。まあ、僕らですら、新聞読んでもニュースを見ても泣いてるわけで、彼のようなオーガニックな感性の持ち主には、耐えられない状況が続いているということなんじゃないでしょうか、って分かったようなこというのもしらじらしいな。
冷静に考えれば、日本に暮らしている、という中で起こりうる最悪のことが二つも襲ってきた。それも自然災害という天災と原発事故という人災の両方ですからね。あんなに人が亡くなるということも、放射能が撒き散らされて海が汚れ、水や土や野菜が汚染されてゆくということも、想像をはるかに超えている。
彼の歌には、”反文明”的な価値観も見られましたし。詩人の神経はズタズタ、なんでしょうね。早く復帰されることを願ってます。ということで、原発が大ごとにならないことを祈って。スピッツの「春の歌」を。愛も希望もここから始まることを。じゃ、おやすみなさい。
あ、今、地震があった。大事にならないことを!