拓郎さんも坂崎さんもいつもと違いますね。当たり前か。生まれて初めての恐怖を味わっているということでは、一人の人間として同じですもんね。でも、拓郎さんのメデイアに対しての意見は的確ですね。送り手と受け手という両方を踏まえて話をしている。
そうなんですよ、何でテレビの扱い方がみんな同じなんだろうという疑問はぬぐえませんよね。同じような立場の人が同じような切り口でしゃべっている。大学教授が、まるで学校の講義のように判で押したような話をしている。
原子炉の図解で、ここに建屋があって、ここに燃料棒があってとか、冷却プールがあってとか、そんなパネルばっかり。でも、手元にある情報は少ないし、限られているんで結果的には同じようになってゆく。
放射能のレベルにしても数字ばっかりだし、レントゲン一回分とかしか比較されない。その数字が、どういう影響があるとか、それを避けるにはどうすれば良いとか。たとえば水で洗えば大丈夫なのかとか、こういう料理をすれば食べられるとか、教えてほしい。
今は、これだけの放射能が飛散しているけど、これだけの量になったら、ここの人たちは、ここに逃げれば良いとか、その時は、これだけの家が確保されているとか。それが危機管理ということなんだろうと思うのですが。急だったからそんな余裕もなかったんでしょうけど。
慌てさせない、混乱させない、不安に陥れない。そういう対策はないんでしょうか。これをやれば大丈夫ということを教えてほしい。大人の僕ですらこうなんですから、お子さん、特に乳幼児をお持ちの方の不安は想像して余りあります。その現れが買占めなんでしょうね。
香港から励ましいのメールが来たりしました。2000年のLUNESEAのアジアツアーの香港公演の時に知り合った青年で、しばらくメールのやりとりをしてたんですけど、6年ぶりくらいでした。心配してくれてるんだなあという感じでした。世界が見てるんでしょうねえ。
昨日、墓参りに行った時に、こんな都心にお墓がある人間が東京を離れるわけにはゆかないなあと思いました。お前は、どこで終わるのか、そんなことを問われているのかもしれません、というようなことを考えていると、また妙な夢を見そうです。でも、夢で終わるとしたら、どんな悪夢でも見ますが。これは現実ですもんねえ。
明日、「BAYFM」の午後のワイド「レデイオ サプライズ」に呼ばれてます。「70年代ノート」の話です。1時間くらいあるのかな。 というわけで、曲です。浜田さんのこの曲が現実になってしまいました。「A NEW STYLE WAR」を。リアルすぎるかな。じゃ、おやすみなさい。