録画してあった佐野元春さんの30周年スペシャルを見てます。NHKで2時間。最初の30分くらいかな、年表をそのまま朗読しているみたいな構成だったんで、このままこうだったら、どうしようかと思ったんですが、さすがにそこまで無茶ではありませんでした。
去年、30周年だったんですよね。スポークンワーズ・コンサートと、ライブハウスツアーの模様を収めてます。今、「ダウンタウンボーイ」をやってますが。この曲好きでした。そのまま「アンジエリーナ」になだれ込みましたね。
去年は、ほんとにライブに行けない年だったなあを苦い想いとともに振り返ったりしてます。佐野さんの30周年インタビューと言うのはやったんですけど、ライブに行けなかった。良くないですよねえ。言行不一致になってしまう。
録画ですからね。こんな内容を追っても誰も時間を共有していないわけで、あんまり意味がないですが。もし、ご覧になっている方がいらしたら、今頃ですけど、見てます。そう、BS朝日の「伝説のメロデイ」も年末に再放送していたんですってね。知りませんでした。
佐野さんと言うと、思い出す人がいるんですよ。正月早々、亡くなってしまった人の話で恐縮ですけど、ライターの下村誠。2006年に火事に巻き込まれて死んでしまったですね。80年代には「新譜ジャーナル」なんかで一緒になっていた人です。
彼が書いた佐野さんのバイオグラフィー「路上のイノセンス」は佐野さんに関して第三者が書いた唯一のストーリー本ということになるんでしょうね。90年代の半ばに、その続編的なことを書けたらと思ってトライしたこともありましたが、色んな事情で形になりませんでした。
下村誠と言う人は。ライターでありながらシンガーソングライター、しかも自分のインデイーズレーベルを持って、商業的な舞台に載らないアーテイストの紹介をしたり多彩な活動をしてました。僕は、「本気で書くんならもっと書きなよ」と言ったりしてたんですが、それは、自分の出来ないことをやっていることへの敬意でもありました。
ボヘミアン。佐野さんに「カフェ・ボヘミア」という名作がありますが、下村誠はそれを地で行ってました。離婚して子供を引き取って、そういう活動をしていたこともありました。ま、そういうクレイマー生活では僕の方が先輩でしたから、どっか親近感もあったのかな。
僕が住んでいる街に、「原っぱまつり」というちっちゃな野外フェスがあるんですよ。中央線沿線の元ヒッピーみたいな人たちが中心になっているお祭りで、彼はそこに自分のレーベルともども出店していてバッタリあったりしたこともありました。
今、セルフカバーのメイキングドキュメンタリーをやってますよ。ドラムの古田タカシ、ギター、長田進、元ハートランドのメンバーがそろってますね。曲は「ヤングブラッズ」だ。この曲、好きだったな。”鋼のようウイズダム、輝き続けるフリーダム”という一節は今も、輝きを失ってません。
佐野さんは今年も30周年ツアーがあるんだね。今、告知をしてました。清志郎さんもいなくなってしまったし、桑田さんも病に倒れてしまって。残っている人、元気な人にはやり続けてほしい。彼もその一人でしょう。僕のように、そのアーテイストを見ると亡くなってしまった友人を思い出す人も多いでしょうから。逝ってしまった人のためにも歌い続けてほしい。
昨日、拓郎さんの夢を二回見ましたよ。一回は、昼寝している時、時間は4時くらいかな。番組の収録風景でしたけど。もう一回は、寝てからですけどね。すごい夢だったな。ライブの開演時間になるとお客さんがゾロゾロ帰ってゆくんですよ。何だこれはと思って目が覚めました。
拓郎さんも、そういう夢を見ることがあると言ってたことがありましたね。今年、彼はどんな夢を見るんでしょうか。そして、僕らもね。佐野元春30周年スペシャル。最後の曲は「約束の橋」ですね。じゃ、この曲で終わりましょう。”今までの君は間違いじゃない”。そういう年になることを願って。と思ったらもう一曲ありました。「ニューエイジ」でした。拓郎さん風に言えば、新しい水夫ね。じゃ、おやすみなさい。