今、「J-POP列伝・音楽の中に君がいる・PART2」のスガシカオさんのインタビューにつける原稿を書いてから、ここを開けたら、コメントにスガさんの「秘密」がありました。だからどうっていうことじゃないですけど(笑)。でも、そういうシンクロっていうのもあるかもしれません。
「J-POP列伝・音楽の中に君がいる・2」は、発売がずいぶん延びてしまいました。1月末発売です。急に番組自体が終わることになってしまって、そういう体裁にもしようということになったり、掲載の許可が時間がかかったりということもあります。
編集は前回と同じ、シンコーミュージックの「B・PASS」の編集スタッフがやってくれていて、僕はライターの大西さんがまとめらてくれたインタビューに目を通すのと、それぞれにつけるリード的な文章を書くだけなんですが、本数が多いんで結構時間がかかります。
「PART1」は、主だったゲストのインタビューを一本ずつ載せたんですが。今回は番組8年間の中で何度か登場してくれている人のものを複数掲載しようというスタッフの意向に沿ってます。一番多いのはGLAYで7本のインタビューが載ります。
2004年から2010年ですからね。彼らの時間の経過も記録されているわけで、「PART1」とは違う面白さもあります。次に多いのがゆずですね。2003年から2009年まで5本ですね。すでに「PART1」に収録されたものもありました。
ラインアップ、書きますね。今年初めて会った人は一本だけのインタビューで、そこにはヒルクライム、ファンキーモンキーベイビーズ、スキャンダル、阿部真央さん、BEGIN、複数はJUJU、スキマスイッチ、スガシカオさん、吉井和哉さん、みゆきさん、氷室さん、矢沢さん、ゆず、GLAY、そして最新インタビューで宇多田さんという顔ぶれ。総頁数もかなり増えてますし、「PART1」のおまけという感じは全然ないです。
ということを書こうとしたんじゃないんだ。埋もれた名曲。埋もれているかどうかはそれぞれの判断なんですが、それほどヒットしてはいないけど忘れられない名曲。誰にでもあるでしょうけど、もちろん、僕にもあるわけです。
昼間、ソニーのファミリークラブで企画した女性歌手のコンピレーションアルバムの原稿を書いていて、その中にアン・ルイスの「グッバイ・マイ・ラブ」が入っていたんですね。二枚組全38曲。森山良子さんから百恵さん、聖子さん、大貫さんとか、豪華な顔ぶれでしたが、その中に交じってました。あの曲が好きでした。
発売、74年。作詞・なかにし礼さん、作曲・平尾昌晃さん。元ロカビリー歌手ならではのロッカバラードというんでしょうか。甘くてセンチメンタル。アンルイスの甘ったるい歌い方もあってたんですよね。でも、大ヒットはしてない。で、こういう曲、他にもあるなあと思ったりしました。
平尾さん作曲には、好きな曲が多いんですよ。布施明さんが歌った「おもいで」という曲もそうでした。作曲家・平尾昌晃、という点ではあの曲かな。北海道で火がついたんですよね。ポールアンカとか二ールセダカみたいなこみあげ系のバラードは演歌の匂いがしませんでした。
その頃の北海道って、独特なシーンだった気がしますよ。荒木一郎さんの「君に捧げるホロ苦いブルース」というのも、僕の中の「埋もれた名曲」なんですが、あれも北海道で火がついたんですよ。東京のシーンに左右されない、そんな感じでした。
布施さんの「おもいで」はYU-TUBEにありましたからね。懐かしかったなあ。鹿内タカシさんの「本牧メルヘン」も「埋もれた名曲」だね。あれもありましたよ。ラジオで流したいなあ。そういう番組がやれると嬉しいんですけどねえ。というような話をしていると時間ばっかり経ってしまいます(笑)。
というわけで、曲ですね。「グッバイ・マイ・ラブ」かな、「おもいで」かな。話のとっかかりだったんだから、アンルイスを。じゃ、おやすみなさい。