ね、子育てをする男。ジョン・レノンがそうだったわけですね。昨日、書こうかなと思いつつ結局辞めてしまったんですが、実は僕もそうだったんですよ。今頃あんまり大きな声で言うのも気恥ずかしいし、そんなに誉められたことでもないなあと思って途中で辞めたんですけど、ジョンに対してのシンパシーはやっぱりこれを書かないと伝わらないかなと思ったりして、続きです。
クレイマークレイマーという映画がはやった頃ですね。僕も同じような生活をしてました。父子家庭ですね。子供を引き取ろうと思ったのはジョンがいたというのが大きかったわけです。6年間そういう生活をしてました。
もちろん僕は彼のようなスーパースターではないですけど、30代後半といういわゆる働き盛りの時に家事が理由で出来ないことがたくさんあるという状態に悶々としたことがありました。そういう時にジョンが居てくれたことが支えだったというのは事実です。
彼もそうなんだからとか、もっと下世話に言えばカッコイイかもしれない、というようなミーハー精神までも含めてですけどね。その頃を知っている人からは今でも「打ち合わせをしていて子供のメシだって帰っちゃうんだから」と笑い話をされます。
まあ、サラリーマンじゃないから出来たということはあるんでしょうけど。でも、社会から離れて子育てをするお母さんの気持ちとか分かるような気がしたことはありました。特に働くお母さんは大変です。”育メン”は時と場合によっては親切にされますが、働くお母さんは、そう思ってもらえません。
というようなことは20年以上前に「主父の意見」という本に書いたんですが、もう絶版です。「求人タイムス」という週刊誌に連載していたコラムをまとめたものでした。小学生の息子と父親の生活日記です。”主夫”にしなかったのは、”夫”じゃなかったからですね。
音楽家・ジョンレノンにとどまらないというのはそういうことでもありました、ハイ。昨日、インプラントの第二段の施術をして抗生物質を飲んでいるせいか身体がダルビッシュでありますって、何のこっちゃ。だるい、ね。日本ハムの斉藤祐樹投手入団に8000人が集まりました。
来年のパリーグは楽しみですねえ。札幌ドームに野球を見に行く人も増えるでしょう。ということで、曲は育メンに捧げる歌。ミスチルの「HERO」を。この子にとってヒーローでいたい。父親の願いでしょうね。いつかそれは破れるわけですが。
ミスチルのアルバム「SENSE」は、傑作です。こんなに個人的でこんなに曇りのないアルバムはめったに出会えません。じゃ、おやすみなさい。