無事に一週間が終わりました。日曜日の夜が一番ホッとしますね。土日の生放送というのがやっぱり良い緊張感なんでしょう。前の日に飲まないようにとか、ともかく早く寝ようとか、そういうことがなければ考えないでしょうし。昨日も、スーパーアリーナが終わって仕事仲間と食事をすることになったりして、さっさと寝ました。
今朝、7度だったんですよ。こりゃ寒いやと思って着込んで行ったら昼間のあのポカポカ陽気でありました。電車の中で爆睡でした。もともとどこでも寝られるタイプなんですが、日差しの差し込んだ電車の中は格好の昼寝場所です。
龍馬、終わりましたね。毎回見ていたわけでなく、録画したままという回も多いんですけど、中抜け最後だけという感じで今日も見てました。カミさんが拷問シーンが嫌だと言うんで、録画するようになったんですが、こんなに大河ドラマを見るのは子供の頃以来でしょう。
子供の頃っていつを言うんだ、その頃、大河ドラマなんかあったか(笑)。ま、異変が起きた、という年だったわけです。もともとミュージシャンが役者をやることには冷ややかなんですよ。そんな暇あったら音楽を精進しなさいという感じでした。
でも、彼は前から違ってましたね。音楽をやりたい福山雅治もしっかりいましたし、もともと音楽がやりたい人でしたから。一位になったベストアルバム「THE BEST BANG!」には、彼がデイランやスプリングステイーン、浜田さんたちが大好きだった片鱗が残されてます。
彼とっても龍馬は大きかったでしょうねえ。音楽では手にすることのできない表現の面白さや怖さも知ったでしょうし、何よりも存在感が変わった。坂本龍馬という歴史上の人物と彼を重ねて見た人も多いでしょうし。龍馬像も変わりましたよね。
まあ、史実にこだわる歴史家の中には、脚色しすぎだという声もあったようですけど、そういうのはいつもあることでしょうから。「月刊・文春」の「福山雅治・坂本龍馬を語る」はまだそのままになってますけど、今度出かける時電車の中ででも読みます。
暗殺者役にSIONが出てましたね。普段も浪人風ですからなかなか似合ってました。彼も今年が25周年。日比谷の野音でコンサートをしてました。今年50才ですよ。インデイーズのミニアルバムのタイトルが「新宿の片隅で」でした。
西口から東口に通じる細い地下道がありますよね。昔”しょん横”と呼ばれていた路地のところです。あの角のアクセサリー屋でバイトしながら歌ってたんですよね。福山さんが、長崎にいた時に好きだったアーテイストの一人。共演者に加えたのは彼の友情でしょう。
SIONのような活動をしている人たちを扱う場所がないのが、忸怩たるところです。僕らに力がないんだろうなあ。媒体のメジャーな人、売れている人、という声に流されてしまう。踏ん張らないとなあと思うのですが、思うようにならない。
彼も本名・秀樹というんですよ。誕生日も一日違い、時代は違いますが、新宿フーテン経験派ということでは共通性もある。ああいう人が居続けて欲しいという一人でもあります。あれ、龍馬の話はどうなった(笑)。
ということであちこちウイークが終わりました。今週は何とか原稿ウイークにしたいもんです。曲ですね。もうすぐ12月です。SIONの「12月」を、じゃ、おやすみなさい。