一昨日は、これを書こうと思ってたんですよ。ロッテの優勝でどっかに行ってしまいましたが。先週のオリコンのアルバムチャートですね。スピッツの「とげまる」は、二位。一位はなんとアニメ「けいおん」の劇中バンド、放課後テイータイムでありました。
アニメがいけないとか嫌いだとか、恨みがあるとか、そんなことは全くないんですが、「とげまる」はスピッツのキャリアの中でも指折りの力作であり傑作だと思っていたんで、かなりショッキングなランキングとなりました。
3年間じっくり作りこんできた納得のアルバムとアニメの劇中の架空バンドのアルバム。同じ土俵では語れないとは言え、考えてしまいました。音楽の評価はランキングでは測れないとは言うものの、ですよ。これで「とげまる」の評価が下がったりすることはないにせよ、ですよ。
やっぱり、事実は事実ですし、世の中の評価、ひとつの判断の結果と言えるわけですからね。それまでそういう結果を手にしたことのない人たちならいざ知らず、メジャーなところでそういう実績を残してきてる人たちなわけですから。
CDの価値が変わってきている、音楽を買うという人が少なくなっている。誠実にCDを作っている人たちへが報われることが少なくなっている。そういう人たちのモチベーションの低下につながらなければ良いと願うばかりです。
どうすれば良いんでしょうねえ。前にも書きましたけど、スガシカオさんが「カバーとベストを出さない人は、新しい作品をCDで発表できなくなる」と危機感を露わにしてましたけど、ほんとにそういう感じです。僕らに出来ることは何だろうと思ったりします。
救いはライブということになるんでしょうけど、ライブが逃げ道じゃ悲しすぎますよ。時代が変わってきているのかな、スピッツというバンドの存在自体が、以前とは違うところにいるということなのかな。マリーンズのキャッチコピーじゃないですけど「J-POP下剋上」なんでしょうか。
ということとは関係ないんでしょうけど、先週から胃が差し込んでます。いやーな感じ。十二指腸潰瘍には二回ほどなったことがあるんですけど、そんな感じかな。差し込んだりむかついたり胸やけがしたり。年末に向かいますからね。何とか時間を見つけて胃カメラでもと思ってます。
思うようにならないことが多いんだ。そのうち分かりますが、この10年間の転機になりそうな、歓迎されざる事態が進行しているようですし。僕らの力ではどうにもならないレベルのことなんですけどね。胃も痛くなりますよ。心労ね。心労心負、違うな(笑)。拓郎さんじゃないですけど、ハワイにでも行ってのんびりしたいです。
ドリカムの武道館、いつもと違うレアなイベント風ライブでした。中村正人さんのインタビューが来週です。というわけでスピッツです。アルバム「とげまる」から「ビギナー」という曲を。僕もビギナーのまま終わってゆくんでしょうね。じゃ、おやすみなさい。