昨日はありがとうございました。講座はもちろんですが、打ち上げもであります。ま、どんな場所であれ、拓郎さんの話をしていると楽しいですよ。遠くからおいで頂いた方、無事にお帰りになりましたでしょうか。
5回シリーズでしたから、かなりはしょらないといけない部分もあったりして、もどかしい点も多々ありましたが、普通のラジオ番組では出来ない切り口にはなったかと思います。もっと違う形もあるなという確信も持てましたし、これが実験ということになればと思ってます。
音楽、特に「J-POP」は、ほんとに色んなテーマがあると思うのですが、なかなかそれをやれる場所がない。ラジオも制約がありますし、活字はもはや音楽をそういうテーマとも思ってもらえない。NHK文化センターは、番組と講座という二面性がありますからね。
最初は、どっちに力点を置くのか迷いましたけど、その二面性を生かせばいいんじゃないかなと思えるようになりました。高いお金を頂くことには恐縮しますけど、そういうプレッシャーのある仕事も意味があるような気がします。
個人的なことですが、また一人お世話になった方がなくなりました。お世話になったというよそ行きな言い方は良くないな。編集者時代に、一緒に編集プロダクションをやっていた人、年齢的には先輩なんですが、彼が5月末になくなっていたという報せを受けました。
色々なことがあって、25、6年前に決別して、今度会うのはお葬式かなと思ってたんですが、内内の密葬を済ませて、日曜日にお別れ会があるそうです。新宿ゴールデン街では知らない人がいないという有名人でした。
その時代だから出会って、その時代だったから決別する。時間が経って、それぞれの生き方も変わって、縁がなくなってゆく。70年代から80年代にかけて、一番ぐちゃぐちゃな時に関わった人でした。あんな時代があったんだなあ、という一つの事実に別れを告げに行きます。
集英社新書の「70年代」本、彼に捧げることになりそうですね。企画はほぼ決まったものの、忘れようとしてきたことの方が多い時代ですし、どんな本にするのか迷ってるんですが、気分的なきっかけになりそうです。お礼の話じゃなくなっちゃいましたね(苦笑)。
七夕様です。雨が降ってます。今夜も激しい雨になるそうです。七夕が歌詞に出てくる曲、レミオロメンの「花火」を。レミオは今年のapbankfesに出演しますね。apbankfesは今年も会場の特設ブースから生放送。拓郎展もあるし「つま恋」には何度か足を運ぶことになりそうです。じゃ、おやすみなさい。