と言ってももうお昼前ですが。ま、朝は朝、ということで。今、「MIND OF MUSIC」の電話レポートを終えたばかりであります。窓の外には、梅雨の最後を思わせる雨雲と夏の青空が一緒になったような空が広がってます。
無事に終わりましたね、というほどシリアスだったわけでもないですけど。来てしまえば、問題ないんですが。やっぱり気分的なものなんでしょうか。大丈夫かな、みたいに考えるからいけない。昨日も9時半出発で会場入りして、「J-POPマガジン」の2時間生放送もありました。
まあ、前半の一時間は時々口を挟んだだけで、横田さんにお任せでしたが、後半の増刊号60分は「うたの日」一色でした。放送終了はライブの2時間前でしたが、ちょうど良いインターバルになってました。
それにしても沖縄は音楽の懐が深い。昨日の出演者は6組。17才の女性シンガーソングライター、ナユタ。彼女はウクレレと生ギター、二組目の5人組バンド、2SIDE 1BRAINは、ヘビメタハードコア。すでに台湾や上海などでもツアーをやっているバンドでした。
3組目はPerfume、4組目が昨日お話しした白百合クラブ、それにこうせつさんとBEGIN。沖縄交響楽団という人たちも出ました。みんなスタイルもジャンルも違う。でも、それぞれを受け入れて楽しんでいる。BEGINが彼らを仲介している。
オジイオバアがPerfumeで踊っていたり、2SIDE 1BRAINの、人によっては卒倒しかねない轟音を身体をゆすっていたり白百合クラブで小さい子供がカチャーシーを踊ってたり。フィナーレは全員でカチャーシーですからね。沖縄は音楽の楽しみを知ってます。
カチャーシーというのは、あの”アイヤ、イヤサッサ”という掛け声の踊りですね。そういう光景を見ていると、細かいことはどうでもいい、沖縄の言葉で”テエゲエでいいさ”という気分になってきます。
でも、何といってもBEGINですよ。彼らの違いを認めつつまとめている。彼らも洋楽をやっていて、島歌に還ったという経緯もあるんでしょうね。沖縄にある色んな音楽を全部混ぜている。チャンプルーして紹介している。
彼らは今年デビュー20周年。他の人にはない軌跡を描いてます。僕はデビュー1,2年かな何度も取材してましたが、雑誌が取り上げなくなるにつれて会うこともなくなってたんですが、一昨年の「うたの日」で再会しました。
島歌という下地がありつつ、ポップスとして聞ける音楽を作る。それでいて活動のスタンスは変わらない。これから楽しみな一組みでしょう。そう、沖縄は昨日、部分月食だったんですよ。夜、雲に覆われていた月がこの曲の時だけ顔を出しました。欠けておりました。素敵でした。
ということで、ホテルの部屋で少し仕事。どっかビーチでも、という年じゃないですし(笑)。まあ、運転が得意じゃないから、レンタカーを借りてという余裕もありません。何とか一本原稿を書いて、アロハシャツでも買いに行って空港でしょうか。
曲です。この曲の数分間だけ月食でした。BEGINのデビュー曲「恋しくて」、じゃ、また。