省略形のダブルです。ファンキーモンキーベイビーズ、横浜アリーナ。ベスト盤発売、スペシャルライブ”EXCELLENT”。このタイトルは彼らがまだブレイクしていなかった頃に横浜のクラブでやっていたイベント名なんだそうです。
八王子出身の彼らにとって、横浜は特別な街だったんでしょうね。そんな気迫と熱情がほとばしる良いライブでしたよ。今までの時間は今日のためにあった、きっと、こういうライブは一生に一度何だろうなと思わせてくれる燃焼ぶりでありました。
真っすぐさに泣けるというんしょうか。デビュー、二三年頃のゆずと、まさにそういうライブを展開してましたよね。自分たちの力がどのくらいのもので、どれだけ注ぎ込めば次に行けるか分からないけれど、ともかくありたけの力を振り絞ることしか信じられない、みたいな無償の体当たりみたいなライブでした。
ヒップホップ系の人たちのライブであれだけ合唱が起きるにの珍しいでしょうね。ポップスとヒップホップの垣根を越えたグループならではなんでしょう。彼らに初めて耳が止まったのが、5枚目の「ちっぽけな勇気」でした。その前の「Lovin’ Life」で、へえ、と思ったのかな。
「ちっぽけな勇気」は、こういうヒップホップが出てきたのか、という感じでしたね。応援歌的ヒップホップというんでしょうか。それも、ほとばしる何かのある応援歌。Greeeenなんかもその系統なんだと思ってますが。
歌モノとしての良さ。リーダーのファンキー加藤さんが中学時代にBOO/WYのコピーバンドをやっていたと後で知って、なるほどと思ったりもしました。今日のライブで、長淵さんや浜田さんも好きだったんだね、というのも見えましたよ。サザンも流してましたし。
でも、眠いす。疲れました。寒くて、着るモノが決まらずにいつもの電車に乗り遅れて、早朝(僕にとっては)の東京駅を小走りでありました。原稿、先送りになってます。来週は「終わりなき日々」の再校が出るんで、それにかかりきりかな。
こうやって考えると一冊の本を作るのは大変だなあと改めて思います。印刷、校正の繰り返し。だからこそ意味があるということにもなりますが、もっと合理的に考える人たちは、そういう業界から離れるのかもしれません。音楽業界と出版業界、自分の問題だなあと思いますよ。
ということで、ファンモン。「ヒーロー」を結構な年の男性が歌っている図に泣きそうになりました。浜田さんの「I’m a Father」に匹敵する光景でありました。ということで、その歌を。明日はflumpoolの大宮ソニックだ。じゃ、おやすみなさい。