終わりました。「拓郎展」のタムジンとの対談。大阪を入れると7回やったことになりますね。面白かったですよ。こうやって連続して話を聞いてゆくとどんどんテーマが深くなったりしていてそれが興味深かったですよ。
タムジンさんとは、もうそれこそ何十年も一緒に仕事をしているのに、彼がどういうキャリアで、どういう写真観の持ち主なのかとか、なぜあれだけビッグアーテイストから信頼されているのかとか、そんな突っ込んだ話をしたことはありませんからね。
回を重ねるごとにそういう発見があったりして、彼も、毎回話題を変えるために、少しづつ新しい話をしてくれたりして、へえ、という話が相次ぎました。彼がビートルズの日本公演をアシスタント時代に撮っていたというのもビックリでした。
今日はもっと驚いたことがありましたよ。彼はタイガースも撮っていたそうです。ツアーにも行ってたんだそうです。しかも、写真を始めた時の目標、影響を与えた人は、水俣病の写真で知られていた報道写真家、ユージンスミスだったというんですね。
それで彼の写真の作風がかなり理解できた気がしました。芸能的にならない。人間ドキュメンタリー的でありつつ、過剰な演出がない。その人の自然な呼吸を切り取るという作風。なるほどなあという感じでした。彼もまだまだ全てを見せきっていません。
そういう色んな意味で、この企画を一番楽しめたのは僕だったんじゃないでしょうか。ありがとうございました。僕の中の新しい楽しみも出来ました。というわけで、ハイクアウトの森野さん、プロデユースのデザイナー、萩さん、お疲れさまでした。
さて、放送に専念しましょうね、今日は「順調」だそうですから(笑)。明日は、スガシカオさんの収録であります。曲ですね。タムジンさん撮影の拓郎・ジュリーというツーショットが見たくなりました。沢田研二さん、「君をのせて」。作詞は岩谷時子さんです。じゃ、おやすみなさい。