昨日の続きです。NHK文化センターのカルチャー講座、「戦後日本とJ-POP・若者文化の60年」、と書いて、我ながら大上段なテーマだなあと思いました。意気込みや気負いは分かるんですけど、やっぱりあの場所には似つかわしくないかもしれません。
「J-POPの歌詞に見る文章講座」とか、そういうのだとNHKらしかったのような気もしますけど。「J-POPの歌に見る対人作法」とかって、そんなのあるかな(笑)。日常的な方が参加しやすいでしょうし。まあ、こういうのは初めてなんで、構え過ぎということになりそうです。
今日、下見に行って、色んな話をうかがって、改めてそう思いました。ハウツウ―講座が人気なんですって。マンドリン教室とかね。何かが得になる。最近の温泉旅行にも”体験”がつきものというのに似てますね。何か具体的に得るものがある。
きれいな教室でした。サロンみたいな感じ。NHKの本体よりも居心地が良い感じというと語弊がありそうですが(笑)。そうだ、何でも、5回まとめてじゃなくても構わないんだそうです。興味のおありになる回だけの”受講”も可能という特例を設けてくれました。
一回だけだと、税込みで3360円だそうです。地方からいらっしゃりたいとしたらそうじゃないと無理ですもんね。その日程は、先方の部屋、というか教室のローテーションの都合でそうなりました。僕は集中的に続けた方が良かったんですが。
ラジオはNHKのAM。第一放送!「カルチャーラジオ」という番組だそうです。放送が10月、というのがNHKですよね。僕らは明日のことで右往左往しているわけですから。貧乏暇なし、10月のことなんか、考えたこともありません。
だって、急きょ、明日の一青窈さんのインタビュー取材が決まったりという生活ですからね、全然余裕になんかなってません。時間が出たのがさっき、10月のことなんて、遥か遠い先であります。夏を超えられるか、ですよ。インプラントもありますし。
そう、暇なしと言えば、日真名氏飛び出す、っていう大昔のテレビ番組がありましたね。NHKじゃなかったかな。どんな番組だっけ。探偵ものだった気もしますけど、調べている時間はない(笑)。誰だっけなあ、主演、久松保男、とかいう人だったと思いますが、ま、いいや。
朝日新聞の人に「森田童子」について教えてほしいという取材を受けました。僕も何度か取材しただけで、細かい記憶はないですけど、彼女について書くのは、かなり大変だろうなと思います。形になることを祈ってますね。
色んな事を思い出しながら話していて、70年代から80年代という時代の変わり目にひっそり去って行った生きざまがなぜか山口百恵さんと重なりあいました。身の引き方というのかな、時代との決別の仕方というのかな。
片や芸能界のど真ん中で、片や、アンダーグラウンド、生きてきた場所は違うわけですが、周囲と同化しきれなかったという点では共通性があるのかなあ、って。そんなことを考えてこともなかったですけど。それだけ俯瞰して見られるようになったということなんでしょうか。
何で、こんな話になったんだ(笑)。そう、取材を受けた、ということですね。どんな紙面での取材だったかは、形になってからですね。取材だけして、結局、紙面にならないということも珍しくないですし。特に、彼女について書くのは難しいかもしれません。
森田童子についてとか、”講座”の中でそういう話も出るのかな、ってまだ5回の中身までは考えてませんが。それにしても変な天気ですねって、いきなりだ(笑)。夜中に寒くて目が覚めて、布団を足しました。今夜はもっと寒いそうです。
曲だ。森田童子さん。「さよならぼくのともだち」かな。僕もああいう景色の中にいました。じゃ、おやすみなさい。