終わりました。昨日の深夜ですけどね。かかりましたねえ。約半年。最終的に原稿用紙何枚になったんでしょうね。最後につけるインタビューもかなりの枚数になりました。今までの拓郎論的な本とは違うものになったという手ごたえはあります。
でも、最初の方は何を書いたか覚えてないという状態でもあるわけで、ゲラで通して読んでみたらがっかりするかもしれませんけど。だとしたら悲しい。でも、終わったという達成感はあるんで、しばらくはそんな気分を味わってみようという感じです。
まあ、厳密にいえば、あとがきというのがあるんですけど、それはゲラで良いでしょうし。後は出版社にお任せということになります。宣伝とかしてくれるんだろうなあ、角川書店は。アーテイストがアルバムを出した時に、たくさんの人に聴いてほしいというのが分かります。
そう、一昨日からカミさんが天井裏に何かいると言うんですよ。一階と二階の間のスキマで物音がするというんですね。確かに、時々、小さな動物の声がしてたりして、実は、ひょっとして猫が入り込んできたのかなと思ってたわけです。
今日は美也子の命日ですからね。しかも、懸案だった「猫を見送る日」の抜粋原稿を某出版社の編集長に今日、見せてたりしたんですよ。もし、そうだとしたら、これはまるで出来過ぎのドラマじゃないかと思ったのですが、今日、リフォームをしてくれた建設会社の人が来てくれて、残念、ネズミとわかりました。
もし、猫だったら、ってほんとに思ったんですよね。「猫の恩返し」ですからねえ。命日に新しい猫が迷い込んでくる、ねえ、出来過ぎでしょう(笑)。でも、「猫を見送る日」は、どんな意見が帰ってくるでしょうか。
やっぱり「猫の散歩」は、印象が弱いかなという気もしました。「猫を看取る日」という案もあったんですが、これは、少しつらいかなと思ってそうしたんですが、どうなるでしょうか。昨日一段落で、気分が軽くなってます。今日もいきものがかりの神奈川県民に行ってきました。
良いライブでしたよ。素朴であったかくて、嫌味がなくて。初めての全都道府県ツアー60本。何箇所か見に行くことになりそうです。やっとライブ解禁であります。ほんとにこの半年間、我慢の子でしたからねえ。デイランまで我慢してしまいました。
ほんとに悩んだんですよ。デイランを見るか「最後の旅」を書き終えるか。でも、デイランを見る人はたくさんいても「最後の旅」を記録するのは僕しかいないというのが支えでした。まずこれを終える。まあ、こんなにずるずる延びてしまって、今さらと思われるかもしれませんが。
やっと人にも会えます。お時間くださいね(笑)。明日もやっと会える人と会います。今年ももう4分の一過ぎましたからね。早くしないと今年も終わってしまいます。もう、残り時間は多くない。身体が動くのも長くない。今年の桜はまぶしそうです。
というわけで、いきものがかりであります。「帰りたくなったよ」という曲を。そう、神奈川県民ホールの横の、山下公園のそばのアメリカ風な古いレンガ作りのカフェ・レストランでお茶を飲んでいたら、でっかい立派なトラ猫が挨拶してくれました。うれしかったです。じゃ、おやすみなさい。