今日だったと思ったら18日でした。そうかあ、一年経つんだなあと思います。2008年12月19日の日記に自分の書いたことを読んで泣きそうになりました。家もリフォームされたせいもあって、時々夢の中に出てくる程度でそんなに感傷的になることも少なかったですけど、ブログはリアルでした。
この前、ここにも書いた業界で数少ない尊敬出来る先輩に「猫の話だけまとめてみれば」と言われたんですよ。自分でも何を書いたか覚えてませんし、大体、書いた時に読み直ししませんからね。かなり書いたような気もするし、そんなに書いてないようにも思うし、ということでいくつか探してみたりしました。
2006年の頃に書いたものを何本か読んでみて、自分で言うのもなんですが、結構、面白いです。全部目を通したりするのは時間がなくて出来ませんけど、来年、何とか、形になればなあという気にはなってきました。美也子の命日が3月の終わりですから、それまでに目途が付けばいいな、という感じです。
タイトルだけは考えましたよ。「猫を見送る日」。拓郎さんの曲のタイトルを拝借してますが(笑)。「新・猫の散歩」というのも良いかなと思ったのですが、やっぱり3匹とも見とっているわけで、そのことが伝わった方がと思ったりしました。「猫を見とった日」より良いでしょ。
何だか本になるのが決まったかのような口ぶりですが(笑)。出版は景気悪いし、有名作家でもない男の猫話なんか本にしてくれるとは思いませんけど、それが出来れば、最高の供養になる気がします。来年、美也子は三回忌ですしね。
ということでご無沙汰しちゃってます。すごい12月になってますね。去年の12月は、中国新聞の「小説広島フォーク村」の連載の最後が三週目で、それまでにないプレッシャーがありましたけど、今年は、「カウントダウン12時間生放送」ですからね。初体験であります。
それに向けての録りだめとか、事前収録があったりね。もちりんレギュラーもあるわけで、なかなかタイトですよ。下町ですね、タイトー区とか言ったりして。元気でしょ(笑)。ともかく風邪をひかないことだけを考えてます。それには睡眠。何より睡眠。ハワイで食べるのはサイミン、関係ないか(笑)。
そう、NHKの生放送もありましたし。拘束が長いんだ(笑)。面白かったですけど、もう少し話させてくださいよ、という感じでした。でも、スタジオの中で、作業をしていたスタッフがすっと寄ってきて、小声で「氷室さんのファンで会報読んでます」と言われたのはうれしかったな。
そのまま何事もなかったように仕事を続けてましたけど。何だか、秘密結社の同盟員にあった、みたいな感じというと大げさかな。まあ、ああいうところで逢うとはあんまり思わないですからね。今度の会報はどんな風に読まれるのかなと思います。
ということで、再び地下に潜ります(笑)。そんな状態ですから、「最後の旅」もあんまり進んでません。角川さん、ごめんなさいです。カウントダウンのプレッシャー、ほんとにかなりのもんです。内容じゃないんですね。放送自体は楽しくなること受けあいなんですけど、風邪をひいちゃいけない、というプレッシャーね。
うがい・手洗い。一日に何度うがいをしてるかわかりません。昔「ディープ・スロート」っていうアメリカのポルノ映画があったなあとか思いながらのどの奥の方にイソジンを流し込んでます。色気はありません(笑)。じゃ、久々の一曲を。トミーに捧げます。拓郎さんで「あなたを見送る日」、違った。「あなたを送る日」を。じゃ、おやすみなさい。