そう、明日の「MIND OF MUSIC」はGreeeeNの特集。来週、ベスト盤が出ます。今までのシングルのAB面をまとめた二枚組です。と言っても、彼らにはお会いしたこともライブを見たこともないわけで、特集と言っても非常に心もとない。
普段は、この人たちのライブはこうでしたよ、とかインタビューでこんな話してましたよとか、だからこの曲は、こういう曲だと思うんです、というような話をしているわけですが、それが出来ない。まあ、リスナーのみなさんと同じ所にいるわけです。
洋楽のアーテイストみたいでしょう。でも、考えようによっては、何を話しても良い。色んな解釈が可能だったりするわけで、だから、解散報道も出てしまったんでしょうけど。そう、メンバーもコメントを出してましたけど解散はしないと思いますよ。
そういう芸能界的な価値観が当てはまらない。昔のフォークルみたいな気もするんですね。究極のアマチャリズムというか。フォークルは、期間限定のプロ活動をしましたけど、そういうこともしない。学生のまま作品を作って卒業した。プロ活動にほとんど関心を持ってない。
音楽は好きなんだと思いますよ。だから解散しないと言ってるんでしょうし。まあ、色んなスタイルがあって良いわけですから、そういう人たちもいた方が面白いと思います。でも、音楽をやっている人にライブ欲というのは必ずあるでしょうから、そこがどうなるかは見てみたいです。
医科系の大学は、勉強が大変ですから、それどころじゃないでしょう。その合間にやっているからリアリテイがある。生活感になっている。彼らの歌は”新応援歌の時代”、あるいは”新人間歌の時代”という感じがしてます。バブルのころだったら、こんな説教くさい歌、って見向きもされなかったでしょうね。
昨日、政府がデフレ宣言しましたし、世の中がこういう縮小時代ですから、歌も内省的な地に足のついたものが聞かれるのかもしれません。GreeeeNは、そういう意味でも時代を反映しているんじゃないでしょうか。というわけで、6時起きです。
曲は「遥か」を。あの歌の中の”父の願い”という歌詞で泣きたくなるんですよ。父親として、こんな風に歌ってくれてありがとう、なのかな。それより、父親のナルシズムなのかな。じゃ、おやすみなさい。