というわけで、穏やかな良い天気でした。もちろん春じゃないですけど、そんな雰囲気の外房の海でありました。春の海、ひねもすのたり松太郎、じゃないか(笑)。のたり松太郎って、何だっけ。そんな漫画がありましたよね。相撲漫画だったかな。
ほんとに気持ち良い天気だったんですよね。太平洋に突き出た岬越しに沈む夕日も、雲の中から顔を出す朝日も11月とは思えないのどかな光を放ってました。静かですしね。電車で行ったんですけど、外房は、上総一ノ宮あたりを過ぎると千葉とは思えない感じです。
田園と山。駅前にも喫茶店もないようなひなびた駅が続きますし。片方は海ですしね。千葉は良いなあという感じです。オフクロは戦前に、九十九里の波でボデイボードをやったというお転婆だったみたいで、懐かしそうに話してました。
まだサーフボードもない時代ですよ。板っきれを使って”波乗り”をしたというんですが、なかなかでしょう。身体が動くうちに房州の海が見たいというのはわかる気がしましたよ。”房州”というんですね、昔の人は。大原あたりから先の景色は変わってないらしく、遠くを見つめる目でありました。
一応、PCは持ってゆきましたけど、電源コードを持って行かなかったんで原稿一本が限界。ここはお休みでした。そう、部屋で見た「点と線」、すごかったですね。タケシさんの熱演、素晴らしかったですよ。武骨な情感。一平卒の悲哀。ものすごい存在感でした。
あれだけの役者が揃うと圧巻ですね。6時起きの眠さを忘れました。「点と線」は、子供のころに読みましたし。東京駅4分間の空白。13番線から15番線を見通せる時間は4分間しかないというトリック。時刻表を目を皿のようにして見た記憶があります。
目を皿にして、っていうのもすごい表現だね。どんな皿でしょうか(笑)。ま、いいや。さて、11月も中旬ですよ。尻に火。ケツ火イシとか言ったりして(笑)。というわけで原稿だ。曲ですね。松本清張原作「ゼロの焦点」は、今週公開。主題歌を。みゆきさんで「愛だけを残せ」。じゃ、おやすみなさい。